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レオナルド・ダ・ヴィンチを解説!代表作と発明、性格、名言に迫る

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アーティスト解説
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レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519年)は、絵画だけでなく発明・科学・音楽・軍事工学までこなしたルネサンスを代表する「万能の天才」です。

《最後の晩餐》や《モナ・リザ》を知らない人はほとんどいませんが、
飛行機械の設計図や人体解剖のスケッチ、戦争用の兵器案など、まるでSFのようなアイデアを大量に残した「発明王」でもあります。

この記事では、そんなレオナルドの簡単なプロフィール、性格や仕事ぶり、発明家としての顔、代表作《最後の晩餐》や肖像画、よく知られる名言と、その背景を、スマホでも読みやすい形でまとめていきます。

ぬい
ぬい

“画家”って肩書きだけじゃ、到底おさまらない人だよね。

ほんとそれ。レオナルドだけは「何者?」って聞かれても、一言で説明できない。

レゴッホ
レゴッホ
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レオナルド・ダ・ヴィンチ

ここで簡単に人物紹介。

作品詳細

生没年:1452年4月15日生まれ〜1519年5月2日没

出身地:フィレンツェ近郊の村ヴィンチ

修業先:アンドレア・デル・ヴェロッキオ工房で絵画・彫刻・金工・舞台装置などを学ぶ

主な活動地:フィレンツェ、ミラノ、ローマ、アンボワーズ(フランス)

代表作: 《最後の晩餐》《モナ・リザ》《岩窟の聖母》《白貂を抱く貴婦人》《ジネーヴラ・デ・ベンチ》ほか

主な研究分野:解剖学、飛行理論、軍事工学、水理学、光学、建築、音楽など

ぬい
ぬい

このプロフィールだけで、すでにRPGの最終ボス感ある。

だよね。職業欄に“全部”って書きたくなるタイプ。

レゴッホ
レゴッホ
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レオナルド・ダ・ヴィンチの性格と人柄

レオナルドは公式な大学教育を受けていませんが、とにかく好奇心のかたまりでした。
何か気になると、とことん観察し、図を描き、メモを書きつけていきます。
ノートには、仕事とは関係なさそうな水の渦や雲の形、馬や人間の筋肉、植物の断面などがびっしり並びます。

一方で、作品を完成させるまでに非常に時間がかかるタイプでもありました。
依頼主をやきもきさせることも多く、未完のまま終わった絵画も少なくありません。
「完璧を求めすぎて締切に間に合わない人」と言うと、少しイメージしやすいかもしれません。

弟子たちの証言からは、気さくでユーモアのある性格だったこともうかがえます。
華やかな衣装を好み、リュートを演奏しながらサロンの人気者として振る舞う一方で、動物への思いやりが強く、肉食を避けたという話も伝わっています。

ぬい
ぬい

締切には弱いけど、好奇心と美意識はMAXって感じか。

現代にいたら、永遠にアップデートし続ける系クリエイターだと思う。

レゴッホ
レゴッホ
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発明王レオナルドのすごいアイデアたち

レオナルドによる人力オーニソプターのスケッチ

レオナルドの手稿には、実用化されたものから当時の技術では不可能だったものまで、多数の発明案が描かれています。

代表的なのが「飛行機械」の図面です。
鳥の翼を観察して設計した羽ばたき式の装置や、ヘリコプターを思わせる螺旋状のローターなど、空を飛ぶための仕組みを真剣に考えていました。

LEGOにもなっています。

軍事工学の分野では、敵の城壁を壊すための大砲や、多方向に砲を並べた戦車、防御力の高い要塞都市の案まで提示しています。

レオナルドによる戦車のスケッチ

水理学では、洪水を防ぐための運河計画や、水を動力に使う機械も設計しました。

多くは実際に作られることなく終わりましたが、「自然を観察し、そこからルールを見つけて技術に応用する」という発想自体が、非常に現代的です。

ぬい
ぬい

実現してないアイデアだけ見ても、十分SF設定集として読めそう。

だね。もし3Dプリンタを渡したら、一生遊んでそう。

レゴッホ
レゴッホ
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代表作《最後の晩餐》|一瞬の心理ドラマを描いた大作

レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》を解説!13人のドラマを描いた名画

《最後の晩餐》は、ミラノの修道院食堂の壁いっぱいに描かれたレオナルド最大級の作品です。

テーマは、新約聖書でキリストが「あなたがたのうちの一人が私を裏切る」と告げる場面。
長机を挟んで、キリストと十二使徒が一列に座り、その言葉を聞いた瞬間の反応が一斉に噴き出します。

レオナルドは、弟子たちを三人ずつのグループにまとめ、片方では立ち上がって抗議し、別のグループでは互いに問いただし、また別の場所では沈黙して考え込み、といった具合に、さまざまな感情を配置しました。

部屋の奥行きを示す線は、すべてキリストの頭の後ろに向かって集まり、遠くの窓から差し込む光も、自然と中央人物を強調するようになっています。
構図と心理描写が一体となったこの作品は、いまも「物語のある絵画」の頂点とされています。

ぬい
ぬい

実現してないアイデアだけ見ても、十分SF設定集として読めそう。

だね。もし3Dプリンタを渡したら、一生遊んでそう。

レゴッホ
レゴッホ
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代表作《モナ・リザ》と「スフマート」の魔法

《モナ・リザ》を解説!なにがすごい?どこにある?大きさは?盗難された?

レオナルドの代表作と言えば、《モナ・リザ》も外せません。
この記事の写真には写っていませんが、彼の画家としての特徴を語るうえで重要なので、触れておきます。

柔らかな微笑みを浮かべた女性が、ぼんやりとした風景を背景に座っています。
輪郭線はほとんど見えず、影と光が何層にも重ねられているため、
顔や手が空気の中から浮かび上がってくるように見えます。

この効果を生んでいるのが「スフマート」と呼ばれる技法です。
はっきりした線で区切るのではなく、薄い絵具を重ねて境界をぼかすことで、人間の肌や視線の微妙なニュアンスを表現しています。

スフマート技法とは何か簡単に解説!モナリザ等の有名作品に使われた

ぬい
ぬい

あの笑顔が「意味深」としか言いようがないのは、輪郭がぼやっとしてるからか。

そう。答えを言い切らない描き方だから、見るたびに違う感情が読み取れるんだよね。

レゴッホ
レゴッホ
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肖像画の代表作《白貂を抱く貴婦人》《ジネーヴラ・デ・ベンチ》

レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》を解説!モナリザの前段階の絵画

レオナルドの女性肖像画は数は少ないものの、一枚ごとの密度が異常に高いです。

《白貂を抱く貴婦人》では、若い女性が横向きに座り、腕の中の白い動物をそっと抱えています。
毛皮の質感や、袖の布地の光沢、指の形が極端に精密でありながら、
顔つきには静かな知性と少しの緊張感がにじみます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの《ジネーヴラ・デ・ベンチ》を解説!

《ジネーヴラ・デ・ベンチ》では、糸杉と低木を背景に、若い女性が正面寄りの姿で描かれています。
彼女の表情は決して愛想がいいわけではありませんが、まぶたの重さや口元の硬さに、内面の複雑さがほのめかされています。

どちらの作品も、「似せること」以上に、「その人がどんな時間を生きているか」を描こうとしているのが伝わってきます。

ぬい
ぬい

ポートレートってより、相手の人生の“空気”まで写し取ろうとしてる感じだね。

そうそう。だからこそ、500年たっても“生身の人”として感じられる。

レゴッホ
レゴッホ
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《ウィトルウィウス的人体図》と「科学する画家」

レオナルドのノートの一枚として残る《ウィトルウィウス的人体図》は、四角と円の中に手足を広げた男性を描いた、あまりにも有名な図です。

これは、古代ローマの建築家ウィトルウィウスが述べた人体比例の理論を、自分の観察にもとづいて確認しようとした試みでした。
実際に人体解剖を行い、骨や筋肉を調べながら、「人間の身体はどのような比率でできているのか」を細かく記録しています。

レオナルドにとって、絵を描くことと、世界の仕組みを理解することは切り離せないものでした。
だからこそ、芸術家でありながら科学者としても評価されているのです。

ぬい
ぬい

“かっこいい図だから描いた”んじゃなくて、“検証のメモ”っていうのがまたすごい。

うん、ああいうメモを量産してたのがレオナルドの真骨頂だと思う。

レゴッホ
レゴッホ
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ラファエロ《アテネの学堂》に登場するレオナルド・ダ・ヴィンチ?

レオナルド・ダ・ヴィンチは、自分の作品だけでなく、別の巨匠の絵の中にも「姿を見せている」と考えられています。

その代表例が、ラファエロの大フレスコ画《アテネの学堂》です。

【徹底解説】『アテネの学堂』の作者、魅力、構図、モデル、場所の秘密に迫る!

作品はローマ教皇庁の一室に描かれたもので、古代ギリシアの哲学者たちが一堂に会して議論している、理想化された場面を表現しています。

画面中央に立つ二人の哲学者のうち、左側で空を指さしている人物がプラトン、右側で本を抱える人物がアリストテレスとされています。
このプラトンの顔立ちが、レオナルド・ダ・ヴィンチに非常によく似ているため、「ラファエロがレオナルドをモデルにプラトンを描いた」という説が有力です。

ラファエロは若いころフィレンツェを訪れ、そこでレオナルドの作品やデッサンから強い影響を受けました。
柔らかいぼかしの表現や、人物の配置の仕方など、後年のラファエロ作品にはレオナルドから学んだ要素がはっきりと見て取れます。
《アテネの学堂》が描かれた頃には、レオナルドはすでに大先輩として尊敬を集める存在であり、ラファエロが彼への敬意を込めてプラトンの顔に重ねたとしても不思議ではありません。

もちろん、ラファエロ自身が「これはレオナルドだ」と明言した資料は残っておらず、あくまで研究者たちの間で支持されている「有力な解釈」という位置づけです。
それでも、白髪混じりの長い髪とひげ、やや陰のあるまなざし、思索に沈むような表情は、レオナルドの晩年の姿を思わせます。
《アテネの学堂》を前にしたとき、「古代の哲学者に扮したレオナルドが、静かにこちらを見ているのかもしれない」と想像してみると、この作品がぐっと身近に感じられてきます。

『アテネの学堂』登場人物一挙解説!どれが誰?何をした人?全部解決!

ぬい
ぬい

ルネサンス版の「友情出演」って感じで、ちょっと胸熱なんだけど。

だね。ラファエロ的には、“哲学者に一番ふさわしい顔=レオナルド”だったのかもしれない。

レゴッホ
レゴッホ
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ルネサンス三大巨匠の一人としてのレオナルド

レオナルド・ダ・ヴィンチは、ミケランジェロ、ラファエロと並んで「ルネサンス三大巨匠」の一人とされています。

この呼び方は、当時の公式な称号というより、のちの人たちが美術史を振り返るなかで定着した言い方です。
ただ、16世紀前半のイタリア美術を見渡すと、この三人が突出した影響力を持っていたことは確かです。

ミケランジェロは、彫刻とフレスコ画で人間の肉体とドラマを極限まで押し上げた芸術家でした。
ラファエロは、穏やかな構図と澄んだ色彩で、調和のとれた理想美を示しました。

その中でレオナルドは、光と空気、心理描写、科学的な観察を組み合わせることで、
「生きている人間がそこにいる」と感じさせる絵画を目指しました。
三者三様のアプローチですが、互いに影響を与え合いながら、ルネサンス芸術の“頂点の時代”をつくり出したのです。

ラファエロが《アテネの学堂》の中で、プラトン役の顔にレオナルドを重ねたと考えられているのも、同時代の若い画家から見て、彼が「哲学者にふさわしい巨匠」だったからだと解釈できます。
三大巨匠という言葉の背後には、互いをリスペクトし、刺激し合う芸術家たちの関係性が潜んでいると言えるでしょう。

ぬい
ぬい

三人まとめて語られがちだけど、それぞれ担当ジャンルが違うのがおもしろいね。

うん、その中で“科学する画家”ポジションを取ってるのがレオナルドって感じ。だから今も特別なんだと思う。

レゴッホ
レゴッホ
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レオナルド・ダ・ヴィンチの名言とその意味

レオナルドに関する言葉は、後世の伝承も多く、すべてが本人の直筆で確認できるわけではありません。
ただ、彼の考え方をよく表しているものとして、よく引用される言葉をいくつか紹介します。

ひとつは「芸術作品は決して完成しない。ただ見捨てられるだけだ」という趣旨の言葉です。
完璧を求め続けるあまり、いつまでも手を入れ続けてしまうレオナルドらしい考え方で、未完の作品が多い理由を端的に説明しているとも言われます。

また、「学ぶことは心をすり減らしはしない」という内容の言葉も伝わっています。
どれだけ年齢を重ねても、自然や技術への興味を失わなかった彼の姿勢そのものです。

さらに、「シンプルさこそ究極の洗練だ」という言葉もよくレオナルドの名で紹介されます。
どこまで本人の原文通りかには議論がありますが、複雑な現象を観察し、その本質的なルールをつかもうとした彼の態度をよく表していると言えるでしょう。

ぬい
ぬい

どの言葉も、「やりすぎる完璧主義者なのに、目指してるのはシンプルさ」ってギャップがいい。

だね。迷ったときに思い出すと、ちょっと背筋が伸びるタイプの名言だと思う。

レゴッホ
レゴッホ
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おすすめ書籍

このサイトの参考にもさせて頂いている本を紹介します。

まとめ|発明王レオナルドから何を学べるか

レオナルド・ダ・ヴィンチは、《最後の晩餐》や《モナ・リザ》といった名画で知られるだけでなく、
飛行機械や兵器、都市計画、人体解剖など、あらゆる分野に首を突っ込んだ「発明王」でした。

性格面では、好奇心旺盛でユーモラスでありながら、完璧主義ゆえに締切に弱いという、かなり人間味あふれる一面も持っています。
名言とされる言葉からも、「学び続けること」「本質をつかむこと」を何より大切にしていたことがうかがえます。

レオナルドの生き方を現代風に言い換えるなら、
「仕事の枠にしばられず、興味のあることは全部やってみる」「芸術と科学を同じテーブルに乗せる」
そんな姿勢だったと言えるでしょう。

ぬい
ぬい

結局、“何者かになろう”とするより、“知りたいことを追いかけ続ける”のがレオナルド式なんだね。

うん、その結果として歴史に残っちゃっただけで、本人はただ夢中で探求してただけなんだと思う。

レゴッホ
レゴッホ
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