こんにちは、絵画鑑賞をより深く楽しむために、しばしば作品のテーマとなっている『旧約聖書』の内容を簡単に解説していく記事です。
2回目の今回は「アダムの創造」を簡単に解説していきます。
前回の記事を読んでいない方は、そちらを読んでからの方が理解が深まると思います。
このサイトのどこか1記事に、ピンク色のぬいがいるよ!
探してみてね!!
アダムの創造の概要
アダムの創造の舞台は『旧約聖書』の「創世記」です。
神は何もなかった混沌とした状態に秩序をもたらし、6日間かけて様々な創造行為を遂行しこの世界を作り上げたとされています。
『アダムの創造』は、最初の人類を神が作っている場面の絵であり、天地創造の6日目の出来事であるとされています。
『天地創造』の中でも6日目の話なんだね!
アダムの創造
天地創造の6日目に神は土人形を作り、その鼻から命を吹き込み最初の人類であるアダムを作りました。
その後、神は東方のエデンに園を作って、そこにアダムを住まわせ耕し守らせることを命じました。
神はエデンの園に食べ物が豊かに実る気を生やし、中央には命の木、善悪の知識の木という木を生えさせました。
エデンの園!聞いたことある!!
アダムという名前の意味
アダムという名前には、興味深い意味が込められています。
アダムはヘブライ語で「土から作られた者」という意味です。
この名前は、アダムが神によって土から造られたことを表しています。
「土から作られたもの」wwwwww
そのまんま過ぎる名前wwwwww
君もぬいぐるみだから「ぬい」なんだよ?
嘘だ!!!!
嘘だそんなこと!!!!
アダムの創造の目的
アダムの創造には、神の計画が込められていました。
神はアダムに対して、地上の全ての動物や植物を管理する責任を与えました。
また、神はアダムに知識や知恵を与え、神の御心に従って生きることを教えました。
神の雑用係じゃん!!
禁断の果実
神はアダムに「園のすべての木から食べ物を取っていいが、善悪の知識の木になる果実は決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう」と命じました。
他の物はいくらでも好きなだけ食べていいが
善悪の知識の木になる果実だけは絶対に食べるなよ!
食べたら、死ぬぞ?
わかりました。
善悪の知識の木になる果実だけは絶対に食べません。
これの善悪の知識の木になる果実こそが、有名な禁断の果実と呼ばれているものです。
禁断の果実も聞いたことある!!!
第二の人間誕生
アダムをエデンの園に住まわせた神は「人が独りでいるのはよくない。彼に合う助けるものを造ろう」と考えました。
確かに独りぼっちは寂しいもんね!
また、土人形を作るのかな??
神はアダムを深い眠りに落とし、アダムの肋骨の一部を抜き取り、そこから最初の女性イヴ(=エバ)を造りました。
いや土人形じゃないんかい!!!
そして肋骨から!?
その場面を描いた絵画がこちらです。『アダムの創造』と同じくミケランジェロの作品で、システィーナ礼拝堂の天井画の一部になっています。
アダム肋骨取られて隣で生命誕生してるのに寝てるwwwww
目を覚ましたアダムは、神が造り出しまた女性を見て「これこそ私の骨の骨、私の肉の肉。これこそ、女と呼ぼう」と言いました。
「女」なのかイヴって名前は誰が名付けたの?
その後、アダムと女性は結ばれ、夫婦の関係になりました。
このとき2人は裸でしたが、誕生したばかりで純粋無垢な状態であったため、それを恥ずかしがりはしていませんでした。
『旧約聖書』では、こうして人類は誕生したとされています。
アダムの創造の意味と教訓
アダムの創造は、人間の存在と神との関係についての重要な教訓を含んでいます。
アダムが神によって創造されたことは、人間の尊厳や存在の意味を示しています。
また、アダムが神の命令に従うことを選ばなかったことから、人間の自由意志と神への信頼の重要性を教えています。
軽く次回のネタバレしないでもらっていいっすか。。。
アダムの創造を描いた宗教画
アダムの創造は宗教画のテーマとしても頻繁に描かれてきました。
特に有名なのはルネサンス期の画家ミケランジェロによる『アダムの創造』の天井画です。
この作品では、神の指先とアダムの指先がほぼ触れ合っている構図が描かれており、神からの命の吹き込みを象徴的に表現しています。
聖書の通り鼻の穴から命を吹き込んでいるバージョンも見てみたいwwww
おすすめ書籍
この記事の参考にもさせて頂いている、この本は聖書と関連名画がより詳しくまとまっていておすすめです。西洋絵画と聖書の事を同時に知りたい人にはお勧めの一冊となっています。
まとめ
宗教画の元ネタを知ることで、アダムの創造に関する聖書の物語をより深く理解することができます。聖書の中で描かれるアダムの創造は、神の愛と力を象徴しています。
宗教画はその物語を視覚的に表現することで、私たちに感動と啓示を与えてくれます。
アダムの創造について知ることは、宗教芸術の世界や聖書の解釈を深める一助となるでしょう。
是非、宗教画の元ネタを知って、アダムの創造についてもっと深く探求してみてください。
次回の聖書解説の記事では、いよいよ有名な禁断の果実が鍵を握ってきます。
このサイトのどこか1記事にピンク色の僕がいるよ!
見つけたらラッキー!ぜひ探してみてね!!!!
コメント