あなたはゴヤの名画『着衣のマハ』をご存知ですか?
この作品は、19世紀のスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤによって描かれたもので、その美しさと謎めいた雰囲気で多くの人々を魅了してきました。
この作品には一体どんな意味が込められているのでしょうか?本記事では、『着衣のマハ』の解説を通じて、その真実に迫っていきます。
本記事のコンセプト上、最初にじっくり鑑賞からしていますが、すぐ解説をご覧になりたい方は目次で気になる個所をクリックすれば直ぐに飛べるので、ご活用ください。
あつ森の「いいかんじのめいが」の元ネタだね!
『着衣のマハ』を鑑賞
下の解説を見る前に皆さんもぬいと一緒に作品をじっくりと鑑賞してみてください。
スタイルがよくてきれいな人だね!
ちょっと待って、全裸バージョンもある。。。
『着衣のマハ』解説
十分な鑑賞は出来ましたか?
それでは、フランシスコ・デ・ゴヤの『着衣のマハ』の解説をしていきます。
是非最後までご覧ください!
作品詳細:『着衣のマハ』
題名 :着衣のマハ
作者 :フランシスコ・デ・ゴヤ
製作年:1800年~1805年頃
種類 :油彩画
寸法 :97cm x 190cm
所蔵 :プラド国立美術館/マドリード
『着衣のマハ』は、1800年から1805年にかけて、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤによって制作された油彩作品です。
この作品は、1797年から1800年にかけて制作された《裸のマハ》の着衣バージョンであり、現在マドリードにあるプラド美術館で両作品が並んで常設展示されています。
当初、この作品はスペインの首相マヌエル・デ・ゴドイが所有していました。
『裸のマハ』を隠すように、この作品が玄関前に吊り下げられていて、いつでも『裸のマハ』を公開できるようになっていたそうです。
「マハ」は特定の女性の名前ではなく、スペイン、特にアンダルシア地方の民族衣装を着た女性を指す言葉です。
18世紀には、上流階級の女性がこのような民族衣装を好んで着用していたのだそうです。
『着衣のマハ』に描かれている衣装がまさにそのマハの民族衣装なのか!
作者紹介:フランシスコ・デ・ゴヤ
生没年:1746年~1828年
出身:スペイン帝国・アラゴン
代表作:
・『カルロス4世の家族』
・『マドリード、1808年5月3日』
・『我が子を食らうサトゥルヌス』
同世代の画家:
・ジャック=ルイ・ダヴィッド
(1748~1825年)
・ギルバート=スチュアート
(1755年~1828年)
スペインを代表する画家フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスは、ディエゴ・ベラスケスとともにスペイン最高の画家の一人と評されています。
宮廷画家としても重要な地位を占めた彼は、西洋でも最後のオールド・マスターと称されています。
最後のオールドマスター、かっこいい
どうぶつの森シリーズにも登場!
この『着衣のマハ』はどうぶつの森シリーズにも登場しています。
現在どうぶつの森シリーズに登場する名画のまとめ記事を制作中ですのでお待ちください!
お薦めの本
ここで、当サイトでも参考にしている、美術を学ぶ上でおすすめの本を紹介します。
まとめ
今回はどうぶつの森の「いいかんじのめいが」としても知られている、フランシスコ・デ・ゴヤの『着衣のマハ』について鑑賞、解説していきました。
着衣と全裸の二つのパターンを並べて飾る為に作成された説もある、非常に珍しい作品です。
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