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ドービニー『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』を解説!垣間見えるモネの影響

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印象派の先駆け
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あなたは、美しい風景画や感情的な作品を好む人ですか?もしそうならば、フランスの印象派の画家、シャルル=フランソワ・ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』を見逃すことはできません。
この作品は、巧みな筆遣いと美しい色彩を使い、風景の魅力と情感を見事に表現しています。

さあ、この作品に身を委ね、その魅力に浸ってみましょう。

本記事のコンセプト上、最初にじっくり鑑賞からしていますが、すぐ解説をご覧になりたい方は目次で気になる個所をクリックすれば直ぐに飛べるので、ご活用ください。

ぬい
ぬい

このサイトのどこか1記事に、ピンク色のぬいがいるよ!

探してみてね!!

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ヨンヌ川の橋(夕暮れ)を鑑賞

下の解説を見る前に皆さんもぬいと一緒に作品をじっくりと鑑賞してみてください。

ぬい
ぬい

この構図で絵って書けるの?

水の上で描いているとしか思えないんだけど。。。

ぬい
ぬい

これが「ヨンヌ川の橋」だね!

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ぬい
ぬい

夕暮れの空の表現がクロード・モネに似てる気がする。

ぬい
ぬい

サインを左下に確認!!

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ヨンヌ川の橋(夕暮れ)を解説

さて、充分な鑑賞は出来たでしょうか?

ぬい
ぬい

うん!早く解説が聞きたい!

川面に映る空の色が、まるで川自体が筆で描かれたかのように見えたり、川の流れや動きが独特に表現されているので、とても魅力的な作品ですよね。

では、ここからいよいよ、シャルル=フランソワ・ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』についての解説をしていきます。

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作品詳細

作品情報

題名 :ヨンヌ川の橋(夕暮れ)
作者 :シャルル=フランソワ・ドービニー(Charles Francois Daubigny)
製作年:1875年
種類 :油彩画
寸法 :30.3 cm × 53.9 cm
所蔵 :ウスター美術館(アメリカ合衆国)

ぬい
ぬい

あまり大きな絵ではないんだね。

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シャルル=フランソワ・ドービニーについて

ここで、『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』の作者であるシャルル=フランソワ・ドービニーについて簡単に紹介します。

コンスタン・トロワイヨン(Constant Troyon)

生没年:1817~1878年
出身:フランス王国、パリ
代表作
・『農場』
ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C)
・『オワーズ川の川辺』
ボルドー美術館(ボルドー)
・『フォンテーヌブローの森』
ミネアポリス美術館(ミネアポリス)

同世代の画家
・コンスタンス・トロワイヨン
(1810~1865年)
・テオドール・ルソー
(1812~1867年)

ぬい
ぬい

ぬいは『オワーズ川の川辺』が好き!

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バルビゾン派の画家

1840年代のフランスでは、画家達がパリ郊外のバルビゾンやフォンテーヌフローを訪れ、伝統的な宗教画や歴史画ではなく、風景を屋外で写生するためにイーゼルを持ち出しました。

バルビゾンには、「バルビゾンの七星」と呼ばれるコロー、ミレー、テオドール・ルソー、トロワイヨン、ディアズ、ジュール・デュプレ、そしてドービニーという7人の画家が集まり、バルビゾン派の中心的な画家として知られていました。

彼らは印象派が台頭する前に、戸外で風景画を描くことに取り組んでいました。

ぬい
ぬい

「バルビゾンの7人」かっこいい

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水の画家トービニー

ドービニーは父から伝統的な風景画家としての修業を受けた後、1843年にバルビゾンに移り住んで戸外制作を行うようになりました。
彼は他のバルビゾン派画家と比べて川の風景を多く描くことが特徴的でした。

「水辺の画家」として知られるドービニーは、より水に近い位置から風景を写生するためにアトリエ船を所有し、船上で絵を描いていました。

そして、水面に映る光や色彩の変化に魅了されたモネは、ドービニーのアトリエ船を参考にして船上で水辺の情景を描くことに情熱を注ぎました。

ぬい
ぬい

ドービニーは「水辺の画家」として知られているんだね!

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夕暮れのグラデーション

夕暮れの雰囲気が漂い、空の色が赤からピンク、そして水色へと変わっていく様子から、夜が迫っていることが感じられます。
建物や木々は逆光になっており、黒く描かれています。
風景全体からは静寂と美しさが溢れています。

ぬい
ぬい

確かに逆行だ!

気づかなかった!

この作品は小ぶりなサイズで、30.3×53.9 cmです。しかし、ヨンヌ川の風景を繊細に描いており、その美しさには圧倒されます。

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モネの影響

ドービニーは1870年代初頭、普仏戦争中にロンドンでクロード・モネと出会い、二人でオランダを旅しました。

この作品に見られる自由な絵具の扱いや、空に引かれたピンクと青の水平な筆遣いは、モネの影響を受けていることを示しています。

ぬい
ぬい

やっぱりモネの影響受けていたんだ!

二人旅なんて仲良しだね!

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アトリエ船で描かれた?

1857年、彼は古い船を改造してアトリエ船を制作しました。
このアトリエ船は「ボタン号」と名付けられ愛用されました。

このボタン号によって水の上で自然を前にして作品を制作する事が出来るようになり、ドービニーは生涯にわたってアトリエ船で作品制作をつづけました。

セーヌ川の支流であるヨンヌ川の様子を描いている『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』も、アトリエ船上で描かれた可能性が高いとされています。

ドービニー《アトリエ船》1861年

一方、クロード・モネもドービニーの影響を受けて、1872年にアトリエ船を購入しました。

ぬい
ぬい

モネは自分のアトリエ船を描いた作品があるよ!

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ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』:風景の美しさ

ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』は、美しい風景の描写によって魅了されることでしょう。

この作品では、ヨンヌ川の橋と周囲の風景が壮大に描かれており、夕暮れ時の柔らかな光が水面に反射しています。

ドービニーの巧みな筆遣いによって、風景の美しさと静寂さが見事に表現されています。

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まとめ

今回は、ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』について鑑賞・解説していきました。

本作は、美しい風景と情感を見事に表現した作品です。

この作品を鑑賞することで、心が癒され、美しい風景に思いを馳せることができるでしょう。

ぜひ、ドービニーの『ヨンヌ川の橋(夕暮れ)』を見て、その魅力に浸ってみてください。

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