古代ギリシャにおいて、神々の存在と人間の世界の創造について語られる神話。
その始まりを告げる存在が「カオス」です。
では、このカオスとは一体何なのでしょうか?その謎に迫りつつ、ギリシャ神話の起源をわかりやすく解説していきましょう!
・ギリシャ神話に興味がある人
・カオスについて知りたい人
・神々の関係について知りたい人
・美術が好きな人
西洋美術を理解するうえでギリシャ神話はとても重要なお話だよ!
カオスとは何か
ギリシャ神話におけるカオスは、無秩序で混沌とした存在を指します。
神々や宇宙の創造以前の姿として描かれることが多く、無限に広がる闇と混沌が支配する状態を表現しています。
カオスは、神話の起源として存在し、次第に神々や宇宙が創造されていきます。
カオスが存在することで、神話の物語が始まり、神々や人間の世界が形成されるのです。
カオスの起源
カオスの起源については、諸説がありますが、一つの説ではカオス自体が神格化された存在とされています。
つまり、カオスは神々の前に存在していたということです。
他の説では、カオスは神々の創造の過程で生まれた存在とされています。
どちらの説が正しいのかは定かではありませんが、カオスは神話世界の起源として重要な存在であることは間違いありません。
カオスの子供たち
カオスから生まれた子供たちは、神話における重要な神々や存在として登場します。
これらの神々や存在は、ギリシャ神話において重要な役割を果たしています。
彼らが登場することで、物語が進行し、神話の世界が豊かに描かれていくのです。
以下にカオスの子供たちの一部を紹介します。
ガイア
ガイア(大地): カオスから生まれた最初の存在で、大地そのものを象徴します。
厳密にはガイアはカオスの子供ではないとする説もあるよ!
ニュクス
ニュクス(夜): カオスから生まれた夜の女神で、闇の女神として知られています。
エロス
エロース(現愛): カオスから生まれた愛の女神で、恋心と性愛を象徴します。
厳密にはエロスはカオスの子供ではないとする説もあるよ!
タルタロス
タルタロス(大地の奥底):カオスから生まれた大地の奥底の神。奈落の神として知られています。
厳密にはタルタロスはカオスの子供ではないとする説もあるよ!
エレボス
エレボス(暗黒): カオスから生まれた闇の神で、地下世界を支配します。
おすすめ書籍
ギリシャ神話を学ぶ上でおすすめの書籍を紹介します。
どちらもわかりやすくて初心者から上級者までおすすめの本です。
もっと知りたい人は下記記事から。
まとめ
ギリシャ神話の起源を語る上で欠かせない存在であるカオス。
無秩序で混沌とした存在でありながら、神々や宇宙の創造に大きな影響を与える存在でもあります。
カオスから生まれた神々や存在たちは、ギリシャ神話の物語を豊かに彩り、神々や人間の世界が形成されていくのです。
ギリシャ神話の魅力と神話の起源について、少しでも理解していただけたでしょうか?
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