ギリシャ神話は、古代ギリシャの人々が信じていた神々の物語です。
その中でも、神々の存在する前の世界の創造についてのストーリーは特に興味深いものです。
今回は、ギリシャ神話の天地創造について、わかりやすく解説していきます。
わかりやすいと評判の「ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく解説」シリーズの記念すべき初回です!
神々の世界への入り口に迫りましょう!
西洋美術を理解するうえでギリシャ神話はとても重要なお話だよ!
・ギリシャ神話に興味がある人
・ギリシャ神話を流れで理解したい人
・美術が好きな人
世界はカオスから始まった
ギリシャ神話の元になったとされている古代ギリシャの叙事詩人であるヘシオドスの『神統記』で、世界はカオスから始まったとされています。
その為、ギリシャ神話の天地創造は、カオス(混沌)と呼ばれる存在から始まります。
カオスとは、混沌とした状態を指す言葉ですが、本来の意味は「口を開いた洞窟」であり世界はなんでもない広大な空間から始まったとされています。
カオスは神ではないのかな…?
カオスも神です。
カオスはこれから登場するギリシャ神話の数多くの神々の祖となる神です。
誕生したカオス以外の神々
何もない世界(カオス)の中に、最初に大地の女神であるガイアが誕生しました。
その後、大地の奥底の神であるタルタロス、愛の神であるエロスが誕生します。
上記3体はカオスの子供というわけではありません。
カオスの子供は、闇の神エレボスと夜の女神ニュクスです。
頭がこんがらがる
まあ、さほど重要な点ではないので、ここは流し読みでいいと思います。
世界誕生
大地の女神ガイアは、自力で天空の神であるウラノスと海原の神であるポントスと山の神であるウーレアーを生み出しました。
自力で三人も!?スゲーーー!
こうして天(ウラノス)と地(ガイア)と海(ポントス)が揃い世界が誕生したとされています。
ガイアとウラノス
エロスの仲介もありガイアは息子であるウラノスと結婚し夫婦になります。
親子であり夫婦であるんだ!
ガイアとウラノスの間には、合計12人の巨神が誕生しました。
この巨神集団は「ティタン神族」と呼ばれています。
その後、キュクロプスやヘカトンケイレスといった三つ子の巨人も生まれました。
さらに、カオスの子供であるニュクスとエレボスの間に、昼の神であるヘメラと澄明の神であるアイテルなどさまざまな神々が生じたのです。
・「カオス」から世界は始まった。
・最初に生まれた神は大地の女神ガイア。
・ガイアと息子ウラノスの間には、強力な神々や巨人が生まれた。
ギリシャ神話の特徴
カオスとかガイアとか、ギリシャ神話って「無」から神様が生まれることが多いね!
そうなんです。これは、唯一の神が万物を創造したとする聖書の創世神話とは大きく異なる点です。
おすすめ書籍
ギリシャ神話を学ぶ上でおすすめの書籍を紹介します。
どちらもわかりやすくて初心者から上級者までおすすめの本です。
まとめ
今回は、「ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく解説!」シリーズの初回として世界創造編をお送りいたしました。
次回の記事が出来るかどうかは反響次第ですかね( ´∀` )
次回の記事(あれば)とギリシャ神話関連の記事のリンクを下に貼っておくので興味のある方はご覧ください!
コメント
[…] ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく解説!カオスから世界創造編今回は、ギリシャ神話の天地創造について、わかりやすく解説していきます。 ギリシャ神話のストーリーをわかり […]
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