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ギリシャ神話の創世記をわかりやすく解説!天地の始まりから人間の登場まで

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ギリシャ神話
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ギリシャ神話は、古代ギリシャの人々が信じていた神々や英雄たちの物語です。

その起源となる創世記は、神々の誕生や世界の生成を描いており、興味深い要素がたくさん詰まっています。

本記事では、ギリシャ神話の創世記をわかりやすく解説します。
是非最後までご覧ください!

ぬい
ぬい

西洋美術を理解するうえでギリシャ神話はとても重要なお話だよ!

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天地の始まり

フォイエルバッハの絵画『ガイア』(1875年)

ギリシャ神話の創世記は、まずカオスから始まります。

カオスとは、混沌とした状態を指す言葉ですが、本来の意味は「口を開いた洞窟」であり世界はなんでもない広大な空間から始まったとされています。

そんな中、最初の神であるガイア(大地の神)が生まれました。

ガイアは、自ら作り出した息子のウラノス(天空の神)と交わり様々な神々や怪物たちを生み出しました。

代表的な子供たちとしては、ティタン神族サイクロプスヘカトンケイルなどがいます。

彼らは強力な神々や巨人であり、後のギリシャ神話の物語にも重要な役割を果たす存在となります。

Point

・「カオス」から世界は始まった。
・最初に生まれた神は大地の女神ガイア。
・ガイアと息子ウラノスの間には、強力な神々や巨人が生まれた。

より詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!

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ウラノスの失脚

クロノスに去勢されるウラノス

自分の子供である怪物たちを嫌ったウラノスは、生まれた直後に彼らを幽閉してしまいます。

怪物とはいえ我が子を幽閉されてしまったガイアは激怒し、幽閉されていないティタン神族の子供たちに兄弟の仇討ちをするよう呼びかけました。

ティタン神族の父親の力を恐れて躊躇する中、末っ子のクロノスが名乗りを上げました。

ガイアの作戦通り、ウラノスの男根を切断したクロノスは、ウラヌスに代わって世界の支配権をえました。

ウラヌスは捨て台詞のように「お前も我が子に王座を奪われるだろう」と予言を残し失脚しました。

Point

・ウラノスは自分の子供たちを嫌って幽閉してしまう。
・ガイアは、自らの怒りを静めるべく、末子クロノスに父ウラノスの退治を依頼した。
・ウラノスは、男性器を失ったことで、支配権をクロノスに奪われてしまった。

より詳しくは下記リンクの記事をご覧ください!

因みに、切り落とされたウラヌスの男根は、海に落ち美の神アフロディーテ(=ヴィーナス)になります。

この場面を描いているのが、『ヴィーナスの誕生』です。

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ゼウスの誕生

ウラノスに代わり世界を統治したクロノスは、姉のレイアと結婚し沢山子供をもうけました。

しかし、ウラノスに言われた予言が不安だった為、生まれた子供を次々飲み込んでしまします

産んだ子供を片っ端から飲み込まれてしまうレイアは、ゼウスを妊娠している時に母ガイアに解決策を相談します。

ガイアが練ったある作戦は成功し、ゼウスは飲み込まれることなく成長しました。

ゼウスが成長し、自分の兄弟の現状を聞くと、クロノスに飲み込まれたままの姉兄を救い出すことにしました。

知恵の化身である女神メティスの協力もあり、ゼウスは無事に兄と姉たちを救出しました。

Point

・預言の実現を恐れた彼は、自身の運命を避けるべく我が子を飲み込む。
・末っ子のゼウスのみ、母レイアの機転で飲み込まれずに成長する。
・真実を知ったゼウスが兄姉を救出する。

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ティタノマキア

打ち負かされるティーターン

ゼウスに救われた神々は、オリュンポス山に住み、オリュンポス神族と呼ばれました。

一方でクロノスが率いるティタン神族も滅びたわけではなく、オリュンポス神族と対立しました。

この2つの神族の10年間に及ぶ戦いをティタノマキアと言います。

互いの実力派互角でしたが、ガイアがゼウスにまだクロノスの元から救出できていない怪物のキュクロスヘカトンケスの存在を教え、ゼウスが彼らを解放したことで戦況が一変しました。

キュクロプスとヘカトンケスの協力もあり、オリュンポス神族はティタン神族に勝利しました。

結果、ウラノスの予言の通りゼウスが世界の支配権をえました。

Point

・オリュンポス神族とティタン神族の間に激しい争いが生じ、ティタノマキアが勃発する。
・ゼウスがガイアのアドバイスでキュクロプスらを解放する。
・ウラノスの予言通り、ゼウスが世界の支配者になる。

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ギガントマキア

レーニ《ギガントマキア》

ティタノマキアに敗北したティタン神族の扱いに激怒したガイアは、巨人たちにオリュンポス神族を攻撃させました。

このオリュンポス神族VS巨人の戦いのことをギガントマキアと言います。

オリュンポス神族は、巨人たちとの戦いに苦戦を強いられますが人間とゼウスとの間の子である、ヘラクレス等の活躍により、巨人たちを退治しました。

巨人たちが退治されたことに怒り狂ったガイアは、ギリシャ神話で一番大きく強力なテュポンを生み出します。

テュポンの恐ろしさに様々なオリュンポス神族達は逃げ出しますが、最後に残ったゼウスがなんとかデュポンを退治するのでした。

Point

・ガイアの怒りから神vs巨人間での争いギガントマキアが勃発する。
・オリュンポスの神々は巨人たちを退治した。
・ガイアが生み出した怪物テュポンをゼウスが退治する。

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人類誕生

ギガントマキアが終わり、オリュンポス神族の支配が確立したころ、ティタノマキアでティタン族でありながらオリュンポス神族側のついたプロメテウスが人間を造り出しました。

プロメテウスは人間に能力を与えるために、天から火を盗み出してしましました。

それに怒ったゼウスは、プロメテウスを捉えて罰を与えました。

Point

・人類を最初に創造したのはプロメテウスだとされている。
・人間は神の姿に似せて、土と水から創られた。
・プロメテウスは人間の為に火を盗み与えたため、罰を受けた。

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おすすめ書籍

ギリシャ神話を学ぶ上でおすすめの書籍を紹介します。

この記事の参考にもさせて頂いています。

わかりやすいイラスト付きでギリシャ神話の全体の流れはもちろんの事、各神々のマニアックなエピソードや実際の土地との関係性がわかりやすくまとめられています。

各章の導入部分は漫画なので、入り込みやすい構造になっているのでギリシャ神話の知識がゼロの人にも非常におすすめできる一冊です。

とりあえずギリシャ神話の本が読みたいかたは、わかりやすくて情報量が多いこの本をぜひ読んでみてください!

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まとめ

ギリシャ神話の創世記は、カオスから始まり、神々の誕生やタイタン戦争、人間の登場と神々との関わりなど、興味深い要素が詰まっています。

これらの物語は、古代ギリシャの人々にとって信仰の対象であり、文化の一部でもありました。

ギリシャ神話の創世記を通じて、古代の神秘的な世界を垣間見ることができるでしょう。

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コメント

  1. […] ギリシャ神話の創世記をわかりやすく解説!天地の始まりから人間の登場までギリシャ神話は、古代ギリシャの人々が信じていた神々や英雄たちの物語です。 その起源となる創世記は、 […]

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