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【ギリシャ神話あらすじ】ティタノマキアについて解説!

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ギリシャ神話
ティタノマキア-解説
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「ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく」シリーズ第4話の今回は「ティタノマキア」について解説していきます。

ティタノマキア(Titanomachy)は、ギリシャ神話の中で最も重要な戦いのひとつであり、オリュンポスの神々とティタン族との間の争いです。

この戦いは、宇宙の支配権を巡るもので非常に重要な戦いになります。

ぬい
ぬい

第3話は下記記事だよ!

こんな人におすすめ

・ギリシャ神話に興味がある人
・ギリシャ神話を流れで理解したい人
・美術が好きな人

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「ティタノマキア」登場人物

内容の説明の前に、本記事の登場人物の紹介をしておきます。

解説を見ていて、「あれ、これ誰だっけ?」と思ったら見に来てください。

ゼウス
ゼウス

クロノスの息子。クロノスから兄弟達を助け出し、クロノスらティターン神族に戦いを挑む。

クロノス
クロノス

ゼウスの父で、強大なティターン神族のリーダー。呪いを恐れて生まれてくる我が子をまる飲みしていた。

ガイア
ガイア

大地の女神であり、ゼウスの祖母。ゼウスに出生の秘密を伝え兄弟たちを助けに行くきっかけを作った。

キクロプス
キクロプス

ウラノス(ゼウスの祖母)とガイアの子供。容姿が醜い一つ目の巨人。2話でウラヌスに気持ち悪がられて、生まれるや否や大地の奥深くタルタロスに閉じ込められた。

ヘカトンケイル
ヘカトンケイル

ウラノス(ゼウスの祖母)とガイアの子供。50個の頭と100本の手を持つ巨人。キプクロスと同様、2話でウラヌスに気持ち悪がられて、生まれるや否や大地の奥深くに閉じ込められた。

ヘカトンケイルは適当使用できる画像がなかったので「へ」でご勘弁。

神族ってなんぞ

ティターン神族: ウーラノス(天空)とガイア(大地)の子供たちで、クロノスを筆頭に12名のティタンが存在します。クロノスは父ウーラノスを打倒し、世界の支配者となりました。

オリュンポス神族: クロノスの息子ゼウスとその兄弟姉妹たち。クロノスは自身が父親に裏切られた経験から、自分の子供たちを飲み込んでいましたが、ゼウスだけは妻レアによって隠され、成長して反乱を企てました。

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ティタノマキア

ヨアヒム・ウテワール『ティタノマキア』

ゼウスに救われた神々は、オリュンポス山を拠点としオリュンポス神族と呼ばれるようになりました。

一方で、まんまとハメられせっかく飲み込んだ子供たちを吐き出さされたクロノス率いるティターン神族もオリュンポス神族をこのまま許すわけもなくオリュンポス神族VSティターン神族の戦いが始まりました。この世界の支配権をめぐる戦いの事を「ティタノマキア」と言います。

両軍の実力派互角であり、戦いは10年間経っても硬直状態でした。

10年も!長い戦いだね。
何か戦況を変える言ってはないの?

あるわよ。秘策。

ガイア
ガイア
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ガイアの助言

ガイア
ガイア

ゼウスよく聞きなさい。
昔私の旦那のウラヌスによって大地の奥深くのタルタロスに閉じ込められたままの「キクロプス」と「ヘカトンケイル」という巨人たちがいます。
彼らを助け出し、協力させなさい。
さればこの戦いに勝てるでしょう。

わかりました。
兄弟の「ハデス」と「ポセイドン」と言ってまいります。

ゼウス
ゼウス

ガイアはオリュンポスのゼウスに「大地の奥深くに幽閉されている(2話)ヘカトンケイルと、キクロプスを救出したら戦争に勝てる」と助言をしました。

この助言を受けたゼウスは兄のポセイドンとハデスを引き連れて彼らを解放しに行きました。

おばあちゃんの助言だね!
おばあちゃんは息子ではなく孫の見方をしたってわけだ。

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キクロプスとヘカトンケイル

オディロン・ルドン『キュクロプス』

無事にキクロプスとヘカトンケイル達はゼウスに救出されました。

キクロプス

ありがとう。甥っ子よ。
感謝の印に「無敵の雷電」を授けよう。

ヘカトンケイル

俺たちは、持ち前の怪力で大暴れしてやるぜい!

一緒にティターン神族を倒そう!

ゼウス
ゼウス

救出されたキクロプスは、素晴らしい技術を持った鍛冶技術者だったので解放のお礼としてゼウスに「無敵の雷電」、ポセイドンに「三又の槍」、ハデスに「隠れ兜」を献上しました。

ハデスだけ防具なんだ。

ヘカトンケイル達は、その怪力で山のように大きな岩をティターン神族たちに雨のように沢山投げつけることで力になりました。

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終戦

コルネリス・ファン・ハームレム『ティタンの堕落』

二人の怪物の協力もあり、10年にも及ぶ「ティタノマキア」はゼウス率いるオリュンポス神族の勝利に終わりました。

戦いの後、ティターン神族たちはタルタロスに永遠に閉じ込められました。

ゼウス
ゼウス

見張りは任せるぞ、ヘカトンケイル達。

ヘカトンケイル

任せとけい!

ガイア
ガイア

なにもタルタロスに閉じ込めることは無いんじゃない?

ガイアはこれに激怒します。

これはのちの「ギガントマキア」に発展するのですが、それはまだ先の話。

伏線ってやつだね。
覚えておこう。

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こうして世界の支配権を得たゼウスは、兄弟のハデスとポセイドンとくじ引きをしてゼウスが「天界」、ポセイドンが「海」、ハデスが「冥界」を統治することになりました。

次回予告

さあ、いよいよゼウスの統治の世界が始まりました。

次回はティターン神族への罰についての記事になります。

そしてもうすぐ西洋絵画でよく見られる煌びやかな神々の物語が始まります!

オリュンポス12神や関わってくる神ひとりひとりの紹介記事など、本軸以外にも色々派生記事を書く予定なのでお楽しみに!

神話ブログになってない?
西洋美術ブログだよ?笑

西洋美術をより楽しむためには、ギリシャ神話の知識は必要なのです。

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「ティタノマキア」が主題の美術作品

「ティタノマキア」は、ギリシャ神話でも非常に重要な戦いであり派手でもあるので絵の主題として選ばれる事が多いです。

ここでは、その紹介記事のリンクを張っておきます。

おすすめ書籍

下記記事でギリシャ神話を学ぶ上でおすすめの書籍を紹介します。

ぬい
ぬい

リンク飛ぶのめんどくさい人向けにここでも紹介!

どちらもわかりやすくて初心者から上級者までおすすめの本です。

まとめ

今回は、「ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく解説!」シリーズの第4回目としてティタノマキアをお送りいたしました。

まる飲みされた子供たちが、お腹の中で成長してて、吐き出されたことをきっかけに反乱を起こすという斬新な内容でしたね。

ティタノマキアは、神話の中でも最も壮大で象徴的な戦いのひとつであり、力の移行、秩序の再構築、そして神々と人間の間にある永遠のテーマを描いています。

この戦いは、ギリシャ神話の複雑さと深遠さを理解する上で欠かせないエピソードです。

ギリシャ神話の物語は、私たちに多くの教訓を与えてくれるのです。

それではまた次回お会いしましょ~

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