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【ギリシャ神話】アトラスに架せられた罰を解説!

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ギリシャ神話
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「ギリシャ神話のストーリーをわかりやすく」シリーズ第5話の今回は「アトラスに与えられた罰」について解説していきます。

前回の記事で10年間にも及ぶティタノマキアに勝利し世界の覇権を握ったゼウスは、ティターン神族を地下深くのタルタロスに幽閉しました。

しかし、ゼウスにはタルタロスに幽閉するくらいじゃ気が済まないくらい憎い敵がいました。

ぬい
ぬい

第4話は下記記事だよ!

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アトラス

ゼウスがティータン神族との戦争(ティタノマキア)において勝利した後、多くのティータン神族はタルトロスに投獄されました。

しかし、アトラスは特別な運命をたどることになりました。

なぜなら、彼はティータン族の中でも特に反乱の中心的存在であり、ゼウスに対して直接挑戦したからです。

敵勢力の主力を裁く感じか。

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アトラスへの罰

ゼウスはアトラスに対して永遠に天を支えるという厳しい罰を課しました。

彼は世界の果て、西方(現在のモロッコ北西部とされるヘスペリデスの園)に立たされ、そこで天を背負うこととなりました。

グエルチーノ『天球を支えるアトラス』

これは単純に物理的な重さだけではなく、永遠に続く孤独と苦痛を意味します。

この罰は、物理的な力だけでなく、精神的な苦痛も含んでいます。

アトラスは自由を奪われ、他の神々や人間との交流も断たれ、ただ天を支えることが彼の存在意義となりました。

スケールが違うね。。
一生天を支える。。

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文化への影響

このゼウスによって一生天を支えることになってしまったアトラスのエピソードは、我々人類の文化にも影響を与えています。

アトラス山脈は、この神話からその名前を取っています。

この山脈は彼が天を支える場所とされています。

また、大西洋(アトランティック・オーシャン)は、アトラスが天を支えたその先にある海というのが由来になったと言われています。

アトラス山脈、大西洋!

芸術

アトラスは美術や文学において、重いものを支える象徴として頻繁に描かれます。

3つの作品を紹介します。

作品情報

題名 :ペルセウス シリーズ:石に変わるアトラス
作者 :エドワード・バーン=ジョーンズ
製作年:1878年
種類 :油彩画

所蔵場所: サザンプトン市立美術館

作品情報

題名 :アトラスとヘスペリデス

作者 :ジョン・シンガー・サージェント
製作年:1922~1025年
種類 :油彩画

所蔵場所: ボストン美術館

作品情報

題名 :ヘラクレスとアトラス
作者 :ルーカス・クラナッハ
製作年:1537年以前
種類 :油彩画

所蔵場所: アントン・ウルリッヒ公爵美術館

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次回予告

さあ、いよいよゼウスの統治の世界って感じですね。

次回はガイアがきっかけで一波乱起こります。

前回も書きましたが、もうすぐ西洋絵画でよく見られる煌びやかな神々の物語が始まります!

オリュンポス12神や関わってくる神ひとりひとりの紹介記事など、本軸以外にも色々派生記事を書く予定なのでお楽しみに!

書きたくてうずうずしています!

神話ブログになってない?
西洋美術ブログだよ?笑

西洋美術をより楽しむためには、ギリシャ神話の知識は必要なのです。

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おすすめ書籍

下記記事でギリシャ神話を学ぶ上でおすすめの書籍を紹介します。

ぬい
ぬい

リンク飛ぶのめんどくさい人向けにここでも紹介!

どちらもわかりやすくて初心者から上級者までおすすめの本です。

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