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ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』を解説!

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ロマン主義
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あなたは、ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』をご存じでしょうか?

この作品は、19世紀のフィンランドの画家ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンによって描かれた作品です。

私はその美しさと物語性に圧倒され、この絵画についてもっと知りたくなりました。

今回の記事では、ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』について解説し、その神秘的な美しさと物語性を探っていきましょう。

本記事のコンセプト上、最初にじっくり鑑賞からしていますが、すぐ解説をご覧になりたい方は目次で気になる個所をクリックすれば直ぐに飛べるので、ご活用ください。

ぬい
ぬい

わくわくしてきた!

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『イルマタル』を鑑賞

下の解説を見る前に皆さんもぬいと一緒に作品をじっくりと鑑賞してみてください。

ぬい
ぬい

凄くきれいな女性が真ん中にいるよ!

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『イルマタル』を解説

皆さん十分な鑑賞は出来ましたでしょうか?

ここからは、解説をしていきますので是非最後までご覧ください!

作品詳細:『イルマタル』

作品情報

題名 :イルマタル
作者 :ロベリオ・ヴィルヘル・エークマン
製作年:1860年
種類 :油彩画
所蔵 :フィンランド国立アテネウム美術館

ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』は、その独特な世界観と美しさで多くの人々を魅了しています。

まず、絵画の全体的な雰囲気が神秘的であり、見る人を異世界へと誘います。

鮮やかな色彩と繊細なタッチで描かれたイメージは、まるで夢の中にいるような感覚を与えます。

また、絵画の中には幻想的な要素が散りばめられており、見る者の心を惹きつけます。

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作者紹介:ロベリオ・ヴィルヘル・エークマン

ここで簡単に作者を紹介します!

ロベリオ・ヴィルヘル・エークマン

生没年:1808年~1873年
出身:フィンランド・トゥルク
代表作
・『テュルヴァーの教会の宗教画』
・『トゥオネラ – 地底にある死者の世界の川』
・『グスタフ2世アドルフ (スウェーデン王)』

同世代の画家
・カール=シュピッツヴェーク
(1808~1885年)
・オノレ=ドーミエ
(1808年~1879年)

ロベルトは、フィンランド西部の港町ウーシカウプンキの名家に生まれました。
彼の父親は医師であり、市長の職も務めていましたが、ロベルトが10歳の時に亡くなりました。
彼には、フレドリック・ヨアヒム・エクマンという兄がいます。兄は司祭であり、また著作も行っていました。

ロベルトは地元の画家グスタフ・フィンベリに師事し、その後1824年に兄と共にスウェーデンのストックホルムへ移り、スウェーデン王立美術アカデミーに入学しました。
在学中から、彼はアカデミックな美術スタイルよりもロマン主義のスタイルで北欧の人々の生活を描くことに興味を持ちました。

1836年にアカデミーを卒業した後、ロベルトはスウェーデンの市民権を得る条件で、アカデミーから国外留学の奨学金を得て、1837年から1844年までオランダ、フランス、イタリアで留学しました。
パリではポール・ドラローシュに師事し、この留学ではオランダ美術の影響も受けました。

スウェーデンに帰国後、ロベルトは1844年にアカデミーの会員に選ばれました。
その後、彼は1845年からフィンランドのトゥルクに戻り、トゥルク大聖堂の壁画制作を始め、1854年まで続けました。

1850年からは、彼はヘルシンキの美術協会の絵画学校で教えるようになりました。
また、1848年から亡くなるまでトゥルクの絵画学校でも教えました。

ロベルトは肖像画や風景画を描き、1850年代から1860年代にかけては、カレリアとフィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を題材に多くの下絵を描きました。彼はフィンランドの美術の改革者とされています。

ロベルトは1873年にトゥルクで亡くなりました。

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イルマタルとは何を表しているのか?

『イルマタル』というタイトルからは、何か特別な意味が込められていることが感じられます。

実際、イルマタルとはフィンランド神話に登場する女神の名前であり、自然や創造の象徴とされています。

この絵画に描かれたイルマタルは、自然と人間のつながりや命の営みを表現しているのかもしれません。

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元ネタにの『カレワラ』

この作品では、世界を創造する場面で大気の乙女イルマタルが描かれています。
このテーマは、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の第1章で語られる創造神話から取られています。
「カレワラ」の物語の中で、若き女性イルマタルは上空から原初の海へと降りてきます。
その後、彼女は波風と変わって身ごもります。
イルマタルの頭に巣を作った金目の鴨が海上を飛び、産まれた卵からは大地、空、太陽、月、見が誕生しました。

イルマタルは降りてきた魚の糖み処を造り、30年後にヴァイナモイネンという名の偉大な吟遊詩人の賢者を産みました。
「カレワラ」のモチーフは19世紀半ばにフィンランド美術に登場しました。

この民族叙事詩は、エリアス・ロンルートによって編集され、彼は詩を収集しながら旅をし、フィンランドの古い物語を記録しました。
画家ロベルト・ヴィルヘルム・エークマン(1808-1873)も同じ時代に生きており、彼は「カレワラ」の主要な場面を絵画化することを望んでいました。

彼はカレワラ美術館を建設して大型作品を展示する計画を立てましたが、実現したのはほんの一部だけでした。
「カレワラ」のモチーフへの芸術家の興味は今日まで続いています。

叙事詩に描かれる神話的な物品や人間の運命、そして人間と自然の関係は、さまざまな芸術的解釈を生み出しています。

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【まとめ】
ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』は、その神秘的な美しさと物語性によって、多くの人々の心を捉えています。

絵画の中には自然と人間の結びつきや物語性が描かれており、見る者にさまざまな感動や思考を与えてくれます。

『イルマタル』を見ることで、私たちは自然や人間の尊さ、そして物語の力を再認識することができるでしょう。

ぜひ、あなたも美術館に足を運び、ロベリオ・ヴィルヘル・エークマンの絵画『イルマタル』の魅力に触れてみてください。

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