スポンサーリンク

『ベリー公のいとも豪華な時祷書』を解説!美と宗教の融合の傑作

アフィリエイト広告を利用しています。
ゴシック
スポンサーリンク
スポンサーリンク

あなたは美と宗教が融合した芸術作品に魅了されたことはありますか?

そんな作品の一つであるランブール兄弟の『ベリー公のいとも豪華な時祷書』は、その美しさと宗教的な意味が見事に融合した傑作です。

本記事では、この素晴らしい作品について詳しく解説していきます。

ぬい
ぬい

このサイトのどこかのページに「ピンク色のぬい」がいるよ!
見つけたら良いことあるかも♪

スポンサーリンク

前提

『ベリー公のいとも豪華な時祷書』は祈祷書です。

個人的な祈りの際に使用される祈祷書には、祈祷文や詩編、賛歌が記されており、月暦図や聖書の物語絵などの装飾が施されていました。

本作は、フランス王シャルル5世の弟であるベリー公ジャンゆかりの城を背景に、宮廷や農村の1年が月ごとの絵とともに描かれた時祷書の挿絵です。

緻密で量感のある美しい色彩で彩られた装飾が華麗で、当時の宮廷や農村の様子を知る貴重な史料となっています。ランブール兄弟がこの時祷書を完成させる前に全員が没したため、約70年後に別の画家が完成させました。

スポンサーリンク

ランブール兄弟:巧みな技術と芸術性

ランブール兄弟は、15世紀のフランドル地方で活動した絵画家であり、ベリー公のために制作された『ベリー公のいとも豪華な時祷書』は、彼らの代表作として知られています。

この作品は、金箔を使った豪華な装飾や細密な描写など、彼らの巧みな技術と芸術性が際立っています。

ランブール兄弟については下記記事をチェック!

ベリー公のいとも豪華な時祷書:祈りと美の融合

『ベリー公のいとも豪華な時祷書』は、ベリー公のために制作された宗教的な書物であり、祈りをするための手引書として使用されました。

しかし、それだけではなく、この作品は美と宗教が見事に融合した傑作としても知られています。

この時祷書には、宗教的なシーンや聖人の描写が多く含まれており、それらはランブール兄弟の緻密な描写技術によって生き生きと描かれています。

また、金箔を使った装飾や彩色も豪華で美しく、まさに祈りと美が融合した作品と言えるでしょう。

スポンサーリンク

宗教的な意味と象徴の多様性

『ベリー公のいとも豪華な時祷書』には、宗教的な意味や象徴が数多く込められています。

例えば、聖人の姿や聖書の物語、キリスト教の象徴などが描かれており、これらは当時の信仰や宗教的なシンボリズムを反映しています。

また、装飾や装丁にも象徴的な意味が込められており、花や植物のモチーフは生命の循環や永遠の命を表し、動物のモチーフは神聖さや力強さを象徴しています。これらの象徴は、宗教的なメッセージをより深く伝える役割を果たしています。

スポンサーリンク

ベリー公のいとも豪華な時祷書の概要

中世ランスの王族ベリー公ジャン1世が手がけた、極めて豪華な装飾写本「ベリー公の時祷書」。

この写本は、当時の王族の奢侈な生活を物語る、まさに「至宝」と呼ぶにふさわしい逸品である。

この時祷書は、羊皮紙206枚からなる華豪な装飾写本です。

1ページのサイズは29x21cmで、キリスト教徒が使用する祈祷文、賛歌、暦などの聖務を記した日課書です。

各人が趣向を凝らして作成することもあり、本書は国際ゴシック様式の傑作として高く評価されています。

ジャン1世の依頼により、15世紀初頭にランブール兄弟によって制作が開始されましたが、両名の死去により一時中断し、同世紀末になって完成しました。

ジャン1世が発注した時祷書は6部以上現存していて、メトロポリタン美術館所蔵の「ベリー公の美しい時祷書」は1413年以前に制作されたもので、ランブール兄弟が完成させています。

また、「ベリー公のいとも美しい聖母時祷書」はトリノ市立図書館とパリ国立図書館に分蔵されており、ヤン・ファン・エイクの画を含むことから、美術史上重要な作品とされています。

スポンサーリンク

過去の所有者まとめ

本書の所有者の歴史は以下のようにまとめられます。

ジャン1世の死後、この時祷書はサヴォイア公カルロ1世に受け継がれました。1485年から1489年頃にブルジュ出身の職人ジャン・コロンブによって完成したとされています。

その後、第8代サヴォイア公フィリベルト2世が1504年に亡くなると、妃マルグリット・ドートリッシュが本書を相続しました。

しばらくその後の所在が不明となりますが、次に確認されたのは、ジェノヴァの銀行家であるスピノラ家の所有でした。

なぜスピノラ家が本書を所有していたのかは明確ではありませんが、17世紀初頭のアンブロジオ・スピノラによってフランドルからマントヴァ公領継承戦争の最中に入手された可能性が指摘されています。

その後、1855年にフランス王ルイ・フィリップの四男オマール公アンリがジェノヴァで本書を購入しました。

しばらくはシャンティイ城に保管されていましたが、1897年にオマール公爵家からフランス学士院に寄贈され、現在はシャンティイ城のコンデ美術館附属図書館に非公開で所蔵されています。

スポンサーリンク

作品紹介

ここからは、『ベリー公のいとも豪華な時祷書』の中の絵画について紹介します!

聖アウグスティヌスの洗礼

キリストの降誕

5旬節

煉獄で浄化される魂

黄道十二宮と解剖図

レイモン・ディオクレの葬儀

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

スポンサーリンク

まとめ

ランブール兄弟の『ベリー公のいとも豪華な時祷書』は、美と宗教が見事に融合した傑作です。

彼らの巧みな技術と芸術性が作品に反映されており、宗教的な意味や象徴の多様性も魅力的です。

この作品は、宗教的な信仰心だけでなく、美にも興味を持つ人々にとっても必見の作品です。

ぜひ、美と宗教が融合した素晴らしい世界に身を浸してみてください。

コメント

  1. […] 『ベリー公のいとも豪華な時祷書』を解説!美と宗教の融合の傑作あなたは美と宗教が融合した芸術作品に魅了されたことはありますか?そんな作品の一つであるランブール兄弟の『ベ […]

タイトルとURLをコピーしました