こんにちは、美術愛好者の皆さん。
今回は、サイゼリヤの絵としても知られているラファエロの『アテナイの学堂』に描かれている登場人物に特化して解説していきます。
登場人物以外の情報が知りたい方は下記記事をご覧ください。
このサイトのどこか1記事に、ピンク色のぬいがいるよ!
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プラトン
プラトンは、この絵画において中央に位置し、彼の指を天に向けている姿勢で描かれています。
自身の著書である『ティマイオス』を抱えて描かれています。
本作でプラトンのモデルとされるのは、当時の芸術家や学者であったレオナルド・ダ・ヴィンチであるとされています。
この記事は描かれている人物の紹介に尽力するので、モデル等に興味がある人は、こちらも見てね。
プラトンは古代ギリシャの哲学者で、ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師匠として知られます。
彼は哲学を対話の形式で記した作品で有名で、その中で多くの哲学的概念を探求しました。
プラトンの思想の中心には「イデア論」があり、物事の本質は具体的な個々の存在ではなく、理念としてのイデアに存在すると考えました。
また、「国家」や「法」といったテーマも彼の哲学において重要な位置を占めています。
彼はアテネのアカデメイアを設立し、そこで数多くの哲学者を教育しました。
プラトンの著作には『国家』、『饗宴』、『ソクラテスの弁明』などがあり、これらの対話篇を通じて倫理、政治、形而上学など多岐にわたるテーマにわたる思索を提供しました。
プラトンの哲学は西洋哲学の基石となり、彼のアイディアは時代を超えて影響を与え続けています。
アリストテレス
アリストテレスは、プラトンの隣に描かれています。
彼は右手で地球を指し示すような仕草をしており、このジェスチャーは彼の自然哲学や天文学に対する貢献を表現しています。
アリストテレスは古代ギリシャの哲学者で、プラトンの弟子でした。
彼は広範な分野にわたって哲学を展開し、論理学や形而上学から生物学、政治学まで多岐にわたる研究を行いました。
また、彼は学問的手法において経験主義を強調し、観察と実証的な方法に基づくアプローチを提唱しました。
アリストテレスはその業績によって、中世ヨーロッパを通じて大きな影響を与え、彼の思想は哲学や科学の発展に寄与しました。
ピタゴラス
ピタゴラスは左下に描かれています。
ピタゴラスは古代ギリシャの哲学者・数学者で、三平方の定理で知られています。
この定理は直角三角形において斜辺の長さの2乗が他の二辺の長さの2乗の和と等しいことを示すていりで皆さんも中学の数学で学んだのではないでしょうか?
彼の名を冠したピタゴラス学派では数の神秘主義が根付き、数学的研究と宗教的信仰が結びつきました。
音楽においても調和と音程の法則に関心を寄せ、「ピタゴラスの音律」を提唱しています。
『アテネの学堂』のピタゴラスの近くにある図も、この「ピタゴラス音律」について書かれたものになります。
図のところが大きく切り抜かれていて画質が良いパブリックドメインが見つかりませんでした。。。ごめんなさい。。。切り抜きで許して。
彼の思想は後の哲学や数学に大きな影響を与え、彼の時代から現代に至るまで続く数学の基礎を築いた先駆者です。
ソクラテス
ソクラテスは古代ギリシャの哲学者で、紀元前5世紀に活動していました。
彼の哲学は対話法で知られ、相手に質問を投げかけて対話を通じて真理を追求しました。
ソクラテスは無知を知ることの重要性を強調し、「知らないことを知っている」という知恵を提唱しました。
民主主義に疑念を抱き、弁明の際に死を選ぶなど、自己の信念に忠実な男として語り継がれています。彼の思想は後の哲学者に大きな影響を与え、特にプラトンは彼の弟子として知られます。
ソクラテスは自身の言行一致と知恵への探求心で古代ギリシャ哲学の基石を築き、その影響は歴史を通じて続いています。
ヘラクレイトス
画面中央部で明らかに不自然な机に肘をついている男は、ヘラクレイトスだと考えられています。
本作でヘラクレイトスのモデルとされるのは、当時の芸術家や学者であったミケランジェロであるとされています。
この記事は描かれている人物の紹介に尽力するので、モデル等に興味がある人は、こちらも見てね。
ヘラクレイトスは古代ギリシャの哲学者で、「万物は流転する」という中心的な思想を持っています。彼は「同じ川に二度入ることはできない」と述べ、世界は絶え間ない変化と対立に満ち、安定や永遠性は存在しないと認識しました。
彼の著作は断片的で、言葉遊びや鋭い対話を通じて独自の哲学を提示しています。
ヘラクレイトスは相対性や対照、不確実性を強調し、自然の法則や宇宙の秩序を追求しました。
その思想は後の哲学者や近代の科学者に影響を与え、彼の哲学は現代においても注目されています。
アウェロエス
ピタゴラスの様子を後ろから真剣に見つめるように描かれているのがアウェロエスです。
アウェロエスはローマ帝国の哲学者で、『自省録』を著しました。
彼の哲学はストア派に基づき、自己制御や冷静な判断を重視するのが特徴で、自然と調和し、感情の平静を追求する生き方を提唱しました。
また、他者との連帯や道徳的価値も重要視しました。
その教えは後の時代においても影響を残し、個人の精神的な成長と社会的な調和の追求に焦点を当てた人間主義的な哲学の先駆者と見なされています。
ゼノン
絵の左下の端っこに描かれているのはゼノンと言われています。
ゼノンはゼノンでも、ストア派のゼノンかエレア派のゼノンかで意見は割れています。
今回は、ストア派のゼノンについて紹介します。
ゼノンであることは確かなのか。
ゼノンは古代ギリシャの哲学者で、ストア派の創始者として知られています。
彼は道徳的な自己制御と内面の平静を追求する禁欲主義を提唱しました。
ゼノンは感情や欲望に対する冷静な制御を強調し、人は自然の法に従って生きるべきだと認識しました。
ストア派の教えは、個人の幸福は内面の美徳と調和によって達成されると教え、不可避な運命や物事の変化に対して冷静で受け入れる態度を奨励しました。
また、ゼノンは論理的な思考においても影響力を持ち、数学的パラドックスや無機的な論理を用いて哲学的な概念を示しました。
彼の哲学は後代においてストア派が発展し、ローマ帝国やキリスト教哲学などに影響を与えました。
アイスキネス
ピタゴラスの話を退屈そうに聞いている人物は、アイスキネスだと言われています。
アイスキネスは古代ギリシャの哲学者で、エレア派の一員とされています。
彼はパルメニデスの弟子で、パルメニデスの哲学を発展させたとされていますが、彼の生涯や業績についてはほとんど知られていません。
エレア派は実在や変化に関する深い哲学的問いに取り組み、パルメニデスが提起した実在の単一性や不変性をさらに発展させました。
アイスキネスは彼自身の著作は残しておらず、彼の思想は主に後代の著述家たちの引用や注釈によって伝えられています。
アイスキネスの業績が不明瞭である一方で、エレア派の思想は後の哲学者たちに影響を与え、特にゼノンのパラドックスなどが有名です。
アイスキネスの役割や具体的な思想については謎に包まれたままですが、エレア派の重要な一員としてその名が残ります。
パルメニデス
ピタゴラスの様子を上から覗いている様に描かれているのは、パルメニデスだと言われています。
パルメニデスは古代ギリシャの哲学者で、エレア派の創始者として知られています。
彼は「存在こそ変わらず、永遠であり、一切が不変の実在に由来する」とする哲学を提唱しました。
この思想は「一元論」と呼ばれ、物事の変化や多様性を否定し、唯一の実在が永遠で不変であると主張しました。
彼の詩的な作品「女神への歌」では、神々や宇宙の創造について語られ、実在の不変性を探求しました。
また、彼の思想に影響を受けた弟子ゼノンが、有名な「アキレスと亀の逐次走行」などのパラドックスを通じて動きや変化の論理的な問題を提示しました。
パルメニデスの哲学は後代においても影響を与え、中世の哲学や現代の形而上学などにおいて重要な位置を占めています。
ヒュパティア
パルメニデスの左隣で鑑賞者の方を見つめているのは、ヒュパディアだと言われています。
ヒュパティアは、古代ギリシャのアレクサンドリアに生まれた数学者、哲学者、天文学者でした。
彼女はプラトン主義者で、数学や哲学、宗教において非凡な才能を発揮しました。
ヒュパティアは数学において特に注目され、プトレマイオスのアルマゲストに関する注釈や、円錐曲線に関する研究などで知られています。
彼女の教育活動も評価され、多くの学生を指導しました。
415年、政治的な対立と宗教的な緊張が高まる中、彼女はキリスト教徒と非キリスト教徒の対立に巻き込まれ、暴徒によって残忍な形で殺害されました。
この悲劇的な出来事は、知識人や女性の権利に対する抑圧を象徴し、古代の自由な学問への打撃となりました。
また、本作のヒュパディアのモデルが注文者であるユリウス2世の甥にあたるフランチェスコ・マリーア1世・デッラ・ローヴェレであるという説があります。
この記事は描かれている人物の紹介に尽力するので、モデル等に興味がある人は、こちらも見てね。
アレクサンドロス大王
ソクラテスの話を聞いているフル装備の人は、アレクサンドロス大王だと言われています。
アレクサンドロス大王は古代マケドニア王国の君主で、卓越した征服者として知られています。
彼は父であるフィリッポス2世からマケドニア王国を受け継ぎ、その後、紀元前334年から紀元前323年にかけてアジア、エジプト、インドなどを征服しました。
アレクサンドロスはギリシャ文化を広め、異文化の融合を促進しました。
彼の征服により、ヘレニズム時代が訪れ、ギリシャ文化がアジアや中東に広がりました。
彼は都市アレクサンドリアを建設し、文化や学問の中心地となるように計画しました。
その死後、アレクサンドロスの帝国は後継者たちによって分裂し、ディアドコイ戦争が勃発しました。彼の征服は歴史に大きな影響を与え、西洋文明と東洋文明の接点を作り出しました。
ディオゲネス
唯一会談に座っている何やら異質な雰囲気を醸し出している彼は、ディオゲネスと言われています。
ディオゲネスは古代ギリシャの哲学者で、シニカ哲学の創始者として知られています。
彼の生き様や思想は独自かつ斬新であり、物質的な豊かさや社会的な規範から解放され、簡素な生活と率直な真実を重視しました。
ディオゲネスは公然と裸で市場を歩き、物質的な欲望に囚われない自由な生き方を実践しました。
アレクサンドロス大王とのエピソードでは、「遮られたら陰に移ればいい」との名言で、物質的な制約に無頓着で、自由な思考と行動を象徴しました。
また、彼の生活においては樽を住居とし、擬似的な家を嫌い、物事を簡素に捉えました。
ディオゲネスの哲学は後のシニカ哲学やストイック哲学に影響を与え、非凡な生き方と社会的な規範に挑戦する勇気を称賛されました。
ユークリッド
座った方が楽じゃないですか?と心配になる体制で皆に何かを説明しているのがユークリッドだと言われています。
ユークリッドは古代ギリシャの数学者であり、特に「エレメント」と呼ばれる数学の基礎的な教科書で知られています。
この著作は数学、幾何学、数論に関する包括的な内容を提供し、紀元前3世紀から19世紀までの長きにわたり、ヨーロッパで主要な数学教科書として使用されました。
ユークリッドのエレメントは厳密で論理的な議論に基づき、証明の手法や論理学的なアプローチにおいて先進的でした。
彼の幾何学的な原理や公理は、ユークリッド幾何学として知られ、直線や円などの基本的な図形に関する理論を提供しました。
彼の貢献は数学だけでなく、科学の発展にも影響を与えました。
エレメントの教えは中世イスラム世界やルネサンス期のヨーロッパで翻訳され、学ばれました。ユークリッドの手法と証明は、数学的思考の基本を築く上で不可欠であり、その影響は現代にも続いています。
ゾロアスター
鑑賞者に顔を向ける状態で球体を持っている人は、ゾロアスターであると言われています。
ゾロアスターは、古代ペルシャの宗教の創始者で、ゾロアスタリズムの聖典「アヴェスター」の作者とされています。
ゾロアスタリズムは世界の二元的な対立概念や善悪の対立を強調し、その影響は中近東の宗教にも及びました。
ゾロアスターは、主神アフラ・マズダ(Ahura Mazda)を崇拝し、全知全能であり、善と真実の源であると考えました。
一方で、敵対する力として悪魔的な存在アンラ・マンユ(Angra Mainyu)が存在し、これに対抗するために人々は善行と清浄を追求すべきだと説きました。
彼は最後の審判が訪れ、善行者は永遠の幸福に導かれ、悪行者は永遠の苦しみに陥ると教えました。
ゾロアスタリズムはアケメネス朝ペルシャの国教となり、後にはゾロアスター教徒の一群がイラン高原で独自の宗教を守り続けました。
プトレマイオス
鑑賞者に背を向ける状態で球体を持っている人は、プトレマイオスであると言われています。
プトレマイオスは古代ギリシャの天文学者・地理学者で、彼の天動説が有名です。
彼の主著『アルマゲスト』は天文学において影響力を持ち、天体運動に関する理論を提唱しました。
また、地理学にも貢献し、『地理学』では当時の世界地図や座標系を提供しました。
その天動説は約1,500年にわたり支配的で、後にコペルニクスの地動説に挑まれるまで影響を与えました。
アペレス
明らかに顔が作者であるラファエロにそっくりな人は、アペレスであると言われています。
本作でアペレスのモデルとされるのは、作者であるラファエロとされています。
この記事は描かれている人物の紹介に尽力するので、モデル等に興味がある人は、こちらも見てね。
アペレス(紀元前384年頃 – 紀元前322年頃)は古代ギリシャの画家で、古代美術の巨匠とされています。
アペレスの絵画技術と芸術的才能は古代世界で高く評価され、彼はアレクサンドロス大王の時代に活動しました。
彼は細密な描写と美しい色彩を特徴とした作品を制作し、神話や歴史、風景など幅広い主題に取り組みました。
有名な作品の一つに、アレクサンドロス大王の肖像画があります。伝説によれば、アペレスはアレクサンドロス大王の肖像画を描く際に、王は絵画に向かって「アペレス、塗り潰すな」と言ったといわれています。
彼の才能はその後の芸術家たちにも影響を与え、ローマ時代においても高く評価されました。
残念ながら、アペレスの作品は失われてしまい、現存するものはありませんが、彼の名声と芸術的遺産は古代ギリシャ美術において際立っています。
プロトゲネス
ラファエロ、いや、アペレスの手前で謎ににやけている彼は、プロトゲネスだと言われています。
本作でプロトゲネスのモデルとされるのは、ソドマとされています。
この記事は描かれている人物の紹介に尽力するので、モデル等に興味がある人は、こちらも見てね。
古代リシャの画家プロトゲネスは、同時代の著名な画家アペレスと並び称されていた。
アペレスはプロトゲネスを師と崇敬しており、両者の競い合いは当時の芸術界に大きな影響を与えた。特に、「線の完璧さ」をめぐる一方的な競争の末、アペレスがプロトゲネスの線を選んだという逸話は、技術の高さを認め合う両者の誠実さを示すものとして伝えられている。
一方で、プロトゲネスの具体的な作品や技術に関する情報は乏しいものの、アペレスとの競争で高い評価を得たことから、その画家としての才能が窺える。
エピクロス
画面左側で、草冠を被り楽しそうに読書をしている人は、エピクロスだと考えられています。
エピクロスは古代ギリシャの哲学者で、エピクロス派の創設者です。
彼の哲学は幸福追求に焦点を当て、穏やかで精神的な快楽を強調しました。
身体的な楽しみだけでなく、知的な喜びも価値あるものとみなしました。
中心には節制や友情があり、他者との良好な関係が幸福に不可欠だと認識しており、欲望の適切な管理を通じて心の平穏と喜びを追求し、過度な欲望を避けることが重要であると説きました。
エピクロスの思想は「エピクロス主義」として知られ、後代の哲学や倫理学に影響を与え、人間の幸福と心の調和への追求が中心的な価値とされています。
アポロン
人間だけではなく、石造にも意味があります。
鑑賞者から見て左側に描かれている石造は、ギリシア神話のアポロンです。
アポロンは古代ギリシア神話における重要な神です。
彼はオリンポス十二神の一員であり、太陽神として輝く存在です。
また、芸術や知恵の神としても讃えられ、ミューズと呼ばれる美の女神たちの父とされています。
デルポイの神託所では神託を求める者が彼の指導を仰ぎ、未来の予知や助言を得ました。
彼はまた医療の神としても知られ、病気の治癒や浄化の象徴でございます。
その神聖な泉や神託所での儀式は、信仰者たちに健康と清浄をもたらすとされております。
アポロンはその多面的な属性と共に、古代ギリシア文化において深く崇拝され、その光輝は芸術や知識の源として広く仰がれました。
アテナ
鑑賞者から見て右側に描かれている石造は、ギリシア神話のアテナです。
盾にある顔は、メドゥーサの物です。
アテナは古代ギリシャの神話で重要な女神であり、知恵と戦争の女神として崇拝されました。
彼女はオリンポス十二神の一員で、父親は主神ゼウスです。
アテナは賢明で知識に富み、戦争の戦略家としても知られています。
彼女のシンボルは梟であり、梟は知恵の象徴です。
アテナはアテネの守護神として特に尊重され、彼女に捧げられたパルテノン神殿がアクロポリスに建てられました。
アテナは女性的な美しさと同時に、知性と勇気を表現する強力な女神でした。また、トロイア戦争ではアキレスの盾を作るなど英雄たちとも深い関わりを持ち、ギリシャ文化において智慧と勇気の理想像を象徴する存在となりました。
ソフィスト達
右の男性に追い払われている様に見える左の団体はソフィストの団体であると考えられています。
ソフィストは古代ギリシャの哲学者で、弁舌や議論術に秀でた教師を指します。
プロタゴラスやゴルギアスが代表的で、彼らは相対主義を提唱しました。
プロタゴラスは「人間は万物の尺度」とし、主観的な経験が真理となる立場を取りました。
ゴルギアスは言葉の力で人を説得し、弁舌の巧妙さに焦点を当てました。
しかし、ソフィストは相対主義が道徳的価値を曖昧にすることから、ソクラテスやプラトンによって批判されました。
つまり『アテネの学堂』では、ソクラテス派の男がソクラテスとは対立しているソフィスト達を追い払うという構図になっています。
サイゼリヤの絵
本作はサイゼリヤの絵としても知られてた方も多いのではないでしょうか?
他のサイゼリヤで鑑賞可能な作品に記事についてまとめてある記事もありますので、興味のある方は是非見てみてください。
おすすめ書籍
この記事の参考にもさせて頂いている本を紹介します。
理由がわかればもっと面白い!西洋絵画の教科書
作品から入りたい人にも知識から入りたい人どちらにもお勧めできる一冊です。
というのも、本書の冒頭で自分に合った西洋絵画の楽しみ方に合うように章を読む順番の例を示してくれているので自分に合った順番で学ぶ事が出来ます。
西洋絵画の流れが簡単にまとまっているページや各時代の代表的な作家の紹介もわかりやすくおすすめです。各章の直前は漫画形式になっており入り込みやすいうえ、章の間のコラムもマニアックなものが多く個人的に非の打ち所がない一冊です。
世界でいちばん素敵な西洋美術の教室
文字よりも絵が多い本を望んでいる人にお勧めの一冊です。
というのも、この本は本当に文字に対して絵の割合が非常に多く様々な絵が掲載されています。
しかし、決して文字の情報も少ないわけではなく知りたい情報はすべて乗っていると言っても過言ではありません。著者さんが 淡々と面白いことを言う方のようで、Q&Aの雰囲気が個人的に最高なので、皆さんにもぜひ知ってもらいたいです。
面白すぎてあっという間に読み終えてしまうが、何度でも読めてしまうとてもおすすめの本です。
まとめ
今回は、ラファエロの『アテネの学堂』のなかでも登場人物に焦点を当てて解説しました。
他の絵画に興味がある方は別の記事もご覧ください。
このサイトのどこか1記事にピンク色の僕がいるよ!
見つけたらラッキー!ぜひ探してみてね!!!!
コメント
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