1888年、南仏アルルに降り立ったフィンセント・ファン・ゴッホは、光と色のすべてを作品に注ぎ込みました。
《アルルの老婦人》を始まめ、《ラ・ムスメ》《夜のカフェ》《ファン・ゴッホの椅子》《耳を切った自画像》《耕された畑》へと続くアルル期は、彼の芸術が最も生々しく、そして最も人間的に輝いた時期です。
このページでは、これまで紹介してきたアルル時代の主要作品を一気に振り返ります。南仏の風、太陽、そして孤独の中で育まれた色彩の物語を、まとめて辿ってみましょう。
- 《アルルの跳ね橋》
- 《白い果樹園》
- 《浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて》
- 《アルル駅近くのプラタナス通り》
- 《黄色い家》
- 《アルルの寝室》
- 《ひまわり》
- ルーラン夫人(ラ・ベルソーズ)》
- 《アルルの女(ジヌー夫人)》
- 《夜のカフェテラス》
- 《ゴーギャンの肘掛け椅子》
- 《ファン・ゴッホの椅子》
- 《アルルの病院の中庭》
- 《皿と玉ねぎのある静物》
- 《郵便配達夫ジョセフ・ルーランの肖像》
- 《花ざかりの桃の木》
- 《日没の種をまく人》
- 《ローヌ川の星月夜》
- 《夜のカフェ》
- 《ラ・クローの収穫風景》
- ゴッホの生前に売れた唯一の作品《赤い葡萄畑》
- 《エッテンの庭の思い出》
- 《ラ・ムスメ》
- 《医師レーの肖像》
- 《包帯をしてパイプをくわえた自画像》
- 《耳を切った自画像(包帯の自画像)》
- 《アルルの老婦人》
- 《耕された畑(「畝」)》
- 《種まく人》
- おすすめ書籍
- まとめ
《アルルの跳ね橋》

ゴッホ《アルルの跳ね橋》徹底解説!どの美術館から大ゴッホ展に来る?
作品名:アルルの跳ね橋
制作:1888年3月、アルル
技法:油彩/キャンヴァス
所蔵:クレラー=ミュラー美術館

橋も人も日常なのに、全部ドラマになってる。
色を上げると、平日の景色でも主役張れるんだよ。

《白い果樹園》

ゴッホ《白い果樹園》を解説!春光がほどける瞬間を、線と白で編む
作品名:白い果樹園
制作:1888年4月、アルル
技法:油彩/カンヴァス
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)

タイトルも景色も、余計な説明いらないね
うん、白い花と光だけで季節は伝わるからさ

《浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて》

ゴッホ《浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて》を解説!
作品名:浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて
制作:1888年6月、アルル滞在中
技法:油彩/カンヴァス
サイズ:65.0 × 81.5 cm
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)

サイズもしっかり、存在感あるね
横長で砂浜の広がりを効かせてるんだ

《アルル駅近くのプラタナス通り》

ゴッホ《アルル駅近くのプラタナス通り》を解説!風と光の南仏のリズム
作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
作品名:アルル駅近くのプラタナス通り
制作年:1888年3月
制作地:フランス、アルル
技法:油彩/カンヴァス
所蔵:ロダン美術館

タイトル長いけど、場所感が一気に出るね。
うん、見たままを名札みたいに残しておきたいんだよ。

《黄色い家》

ゴッホの《黄色い家》徹底解説!ゴーギャンとのエピソードとひまわり
題名:黄色い家
制作:1888年9月、アルル(油彩・カンヴァス 72×91.5cm)
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)
モデルとなった場所:アルルのプレイス・ラマルティーヌ2番地。画面で緑の鎧戸の家がゴッホの借家(4室)です。

「緑の窓=ゴッホの部屋」なんだね。
そうだね。4室!

《アルルの寝室》
まずは簡単に作品の情報を紹介します。



ゴッホ《アルルの寝室》完全解説!3つのバージョン・制作背景・構図等
題名:アルルの寝室
制作:第1作 1888年10月(アルル)/第2・第3作 1889年9月(サン=レミでの再制作)
技法:油彩・カンヴァス
所蔵:
- 第1作:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)
- 第2作:シカゴ美術館
- 第3作:オルセー美術館(パリ)

場所で覚えるなら「アムス・シカゴ・オルセー」の三兄弟!
うん、順番は1888→1889(×2)だ。

《ひまわり》
ゴッホの《ひまわり》一覧!全部で何枚ある?どこで鑑賞できる?
1) 個人蔵(非公開)|1888年8月

ゴッホの1作目の《ひまわり》を解説!個人蔵だが魅力的な名画の先駆け
2) 焼失作(山本顧彌太旧蔵)|1888年8月

ゴッホ2作目の《ひまわり(五輪)》完全解説!そして戦火で消えた名作
3) ミュンヘン・ノイエ・ピナコテーク《十二輪》|1888年8月

ゴッホの3作目の《ひまわり(12輪)》を解説!ミュンヘンの名画
4) ロンドン・ナショナルギャラリー《十五輪》|1888年8月

ゴッホの4作目の《ひまわり(15輪)》を解説!ロンドンにある名画
5) 東京・SOMPO美術館《十五輪》|1888年末~89年初

ゴッホの5作目の《ひまわり(15輪)》を解説! sompo美術館
6) フィラデルフィア美術館《十二輪》(再制作)|1889年1月

ゴッホの6作目の《ひまわり(12輪)》を解説! フィラデルフィア
7) アムステルダム・ファン・ゴッホ美術館《十五輪》(再制作)|1889年1月

レゴにもなっています。
ゴッホの7作目の《ひまわり(15輪)》を解説!アムステルダムにある名画
ルーラン夫人(ラ・ベルソーズ)》

ゴッホ《ルーラン夫人(ラ・ベルソーズ)》を解説!母の手に宿る子守歌
作品名:ルーラン夫人(ラ・ベルソーズ/La Berceuse)
制作年:1889年1月
制作地:フランス、アルル
技法:油彩・カンヴァス
モデル:オーギュスティーヌ(マダム)・ルーラン
備考:同主題で短期間に複数点が制作されました(

“連作”ってことは何枚もあるんだね
うん。色の配合や背景を少しずつ変えて、理想の“子守歌”を探ったのさ

《アルルの女(ジヌー夫人)》

ゴッホ《アルルの女(ジヌー夫人)》解説!南仏アルルで生まれた人物画の新境地
作品名:アルルの女(ジヌー夫人)
制作年:1888–1889年
制作地:フランス・アルル
技法:油彩/カンヴァス
モデル:カフェ・ド・ラ・ギャール(駅馬車宿兼カフェ)を営んでいたマリー・ジヌー(夫はジョゼフ・ジヌー)
備考:同主題のヴァリアントが複数存在し、世界の美術館に所蔵されています(初期は実見に基づく制作、その後は素描をもとに再構成された版もあります)。

タイトルに“アルルの女”ってつくと、一気に名作オーラ出るよね。
だよな。けど中身は“ジヌーさん”って具体的な人。そこが面白いんだ。

《夜のカフェテラス》

ゴッホ《夜のカフェテラス》完全解説!大ゴッホ展で20年ぶりに来日

現地は今もカフェがあって、構図を再現できるらしいよ。
通称“カフェ・ヴァン・ゴッホ”。巡礼スポットだね

《ゴーギャンの肘掛け椅子》

ゴッホ《ゴーギャンの肘掛け椅子》を解説!人物不在の肖像に宿る二人の緊張
作品名:ゴーギャンの肘掛け椅子(Gauguin’s Armchair)
制作年/場所:1888年11月、フランス・アルル(《黄色い家》)
技法:油彩/カンヴァス
モチーフ:肘掛け椅子、点るロウソク、書物
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)

タイトルからしてゴーギャン本人は出てこないのがおもしろいね
でも椅子がしゃべってるみたいだろ?それが“人物不在の肖像”ってやつさ

《ファン・ゴッホの椅子》

ゴッホ《ファン・ゴッホの椅子》を解説!黄色い家で生まれた自画像の不在形
作品名:ファン・ゴッホの椅子(Vincent’s Chair)
制作:1888年11月、フランス・アルル
技法:油彩/キャンバス
サイズ:92 × 73 cm
所蔵:ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
関連作:対作品《ゴーギャンの肘掛け椅子》(1888年11月)

名の通り、椅子だね。
色々な意味が込められているんよ。

《アルルの病院の中庭》

ゴッホの《アルルの病院の中庭》を解説!傷心ののちに戻った光と秩序
作品名:アルルの病院の中庭
制作年・場所:1889年4月、フランス・アルル
技法・材質:油彩/カンヴァス
所蔵:オスカー・ラインハルト美術館(スイス・ヴィンタートゥール)

所蔵がスイスなの意外だな
旅をしたのは絵だけじゃない、物語も一緒に渡っていくんだ

《皿と玉ねぎのある静物》

ゴッホ《皿と玉ねぎのある静物》を解説!退院直後の机が語る再起のサイン
作品名:皿と玉ねぎのある静物\
制作年・場所:1889年1月/フランス・アルル
技法:油彩・カンヴァス
所蔵:クレラー=ミュラー美術館(オランダ・オッテルロー)

所蔵先メモっとく。現地で見たい!
光の下で見ると、黄と青がもっと歌うんだぜ

《郵便配達夫ジョセフ・ルーランの肖像》

ゴッホの《郵便配達夫ジョセフ・ルーランの肖像》を解説!緑の壁紙と渦まく髭
作品名:郵便配達夫ジョセフ・ルーランの肖像
制作年/場所:1889年2–3月、フランス・アルル
技法・素材:油彩/カンヴァス
モチーフ:アルル駅の郵便配達夫ジョセフ・ルーラン。青い制服と制帽(POSTESの文字)、渦を巻く髭、花で満たされた緑の壁紙を背景に半身像で描かれます。

背景可愛いな
お花がいっぱいだね。

《花ざかりの桃の木》

ゴッホ《花ざかりの桃の木》を解説!南仏の光がほどいた追悼と春の歓び
作品名:花ざかりの桃の木(仏題 Souvenir de Mauve)
制作年・場所:1888年春、フランス・アルル
技法:油彩/カンヴァス
所蔵:クレラー=ミュラー美術館(オッテルロー)
通称・位置づけ:アルル初春の「果樹園」連作の一作

アルル初春の「果樹園」連作って他に何がある?
《白い果樹園》や《花咲く小さな梨の木》

《日没の種をまく人》

題名:日没の種をまく人
制作:1888年、アルル
技法:油彩/カンヴァス
備考:同主題の油彩・素描を複数点制作。主要所蔵はファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館(本稿は1888年の“日没タイプ”を中心に解説)

「日没タイプ=大きな太陽+黄色い空」で覚えやすい!
うん。他は空の色や畝の密度が違ったりするよ。

《ローヌ川の星月夜》

ゴッホ《ローヌ川の星月夜》徹底解説!水面に揺れる光と“夜の設計”
題名:ローヌ川の星月夜
制作:1888年9月、アルル(屋外で夜に制作)
技法/サイズ:油彩・カンヴァス/約 72.5 × 92 cm
所蔵:オルセー美術館(パリ)
位置づけ:同月の《夜のカフェテラス》、翌年の《星月夜》へ続く“夜の三部作”的柱

「オルセー所蔵」で覚えとこ。
サイズは“横長Mサイズ”イメージでOK。

《夜のカフェ》

ゴッホの《夜のカフェ》を解説!赤と緑がぶつかる、夜更けの熱と孤独
作品名:夜のカフェ
制作:1888年9月、フランス・アルル
技法・素材:油彩/カンヴァス
サイズ:約72.4×92.1cm
所蔵:イェール大学アート・ギャラリー(ニューヘイヴン)

場所とサイズまで押さえた、見に行く準備万端だね
旅のしおりにメモっとけよ。実物はもっと眩しいぞ

《ラ・クローの収穫風景》

ゴッホ《ラ・クローの収穫風景》解説!南仏の黄金色が満ちる収穫の交響曲
作品名:ラ・クローの収穫風景
制作年:1888年(アルル、初夏)
技法:油彩/カンヴァス
主題:アルル南東のラ・クロー平野の収穫景
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)
備考:同年の「収穫」連作の一作。強い日差しと広いパノラマ感を狙った構図。

連作の中でも、視界がいちばん開けてる気がする
うん、見晴らしの気持ちよさを全部のせで描いたんだ

ゴッホの生前に売れた唯一の作品《赤い葡萄畑》

ゴッホの生前に売れた唯一の作品《赤い葡萄畑》を解説!歴史的1枚の絵
作品名:赤い葡萄畑(The Red Vineyard)
制作年・場所:1888年11月頃、フランス・アルル
技法・素材:油彩/カンヴァス
サイズ:およそ 75×93cm
所蔵:プーシキン美術館(ロシア・モスクワ)
備考:1889–1890年のブリュッセル「二十人展(Les XX)」に出品。画家アンナ・ボックが400フランで購入した記録が知られ、生前に売れた作例としてしばしば言及されます。

「サイズも存在感もビッグだね
キャンバスいっぱいに太陽の熱を乗せたかったんよ

《エッテンの庭の思い出》

ゴッホ《エッテンの庭の思い出》を解説!郷愁と想像力で編み直した記憶の庭
タイトル:エッテンの庭の思い出
制作年・場所:1888年、アルル
技法:油彩/カンヴァス
サイズ:約73.5×92.0cm(横長)
所蔵:エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)

タイトル長いけど、つまり“思い出を描いた庭”だね
うん、しかも“アルルの女性たち”という現在の感触も混ぜてるんだ

《ラ・ムスメ》

ゴッホの《ラ・ムスメ》を解説!南仏の空と“日本の夢”が結んだ肖像
作品名:ラ・ムスメ(La Mousmé)
制作年・場所:1888年(夏頃)、フランス・アルル
技法・材質:油彩/カンヴァス
サイズ:およそ73×60cm
所蔵:ナショナル・ギャラリー(ワシントン)

タイトルの“ムスメ”って、当時の人が思い浮かべた日本の少女像だよね
うん。言葉の響きまで絵の一部にしてる感じだよ

《医師レーの肖像》

ゴッホの《医師レーの肖像》解説!耳の事件後に贈られた感謝の一枚
作品名:医師レーの肖像
制作:1889年(アルル)
技法・素材:油彩/カンヴァス
サイズ:およそ 64 × 53 cm
所蔵:プーシキン美術館(ロシア・モスクワ)

青と緑の数字が並ぶだけで涼しい空気出るね
しかも背景の渦で温度上げる。配色の駆け引きが気持ちいい。

《包帯をしてパイプをくわえた自画像》

ゴッホ《包帯をしてパイプをくわえた自画像》徹底解説!耳切事件直後の作品
題名:包帯をしてパイプをくわえた自画像
制作:1889年1月|アルル
技法:油彩/カンヴァス
所蔵:個人蔵として知られる(同主題の他ヴァージョンあり)
関連作:ロンドン・コートールド所蔵《包帯をした自画像》(背景に画室と浮世絵)、背景色違いの《包帯+パイプ》など

同じ主題で数点あるから、「パイプの有無」と「背景色」で見分けよう。
これが“赤背景+パイプ”の一枚って覚えとくと迷わないよ。

《耳を切った自画像(包帯の自画像)》

ゴッホ《耳を切った自画像(包帯の自画像)》を解説!耳切事件後の自画像
作品名:耳を切った自画像(包帯をした自画像)
制作:1889年、アルル
技法・素材:油彩/カンヴァス
サイズ:約60×49cm
所蔵:コートールド・ギャラリー(ロンドン)

ポイントを押さえると、作品の“座標”がすっと入るね。
データは最短ルート。そこから物語が広がるんだ。

《アルルの老婦人》

ゴッホの《アルルの老婦人》を解説!顔の“物語”を引き出す肖像
タイトル:アルルの老婦人(An Old Woman of Arles)
制作:1888年2月、フランス・アルル
技法:油彩/カンヴァス
サイズ:58.0 × 42.0 cm
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム、フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

サイズ控えめだけど存在感おっきい。
小ぶりだからこそ、顔に全部エネルギー乗せてるんよ。

《耕された畑(「畝」)》

ゴッホ《耕された畑(「畝」)》を解説!アルルの初秋、土の量感が風景を動かす
タイトル:耕された畑(「畝」) / Ploughed Fields (The Furrows)
制作時期・場所:1888年9月、アルル
技法・素材:油彩・カンヴァス
サイズ:72.5 × 92.5 cm
所蔵:ファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)

タイトルの“畝”って、まさに画面の主役だね。
うん、言葉より先に筆触でそれを言いたかったんだ。

《種まく人》

ゴッホの《種まく人》徹底解説!ミレーの主題を太陽と色で更新した作品
- 作品名:《種まく人》
- 制作:1888年、アルル(同主題のヴァージョンを複数制作)
- 技法:油彩/カンヴァス
- サイズ:中判・横長(手の動きが伝わる厚塗り)
- 所蔵:ファン・ゴッホ美術館(オランダ・アムステルダム)
- 参考:モチーフの起点はミレー《種をまく人》。ゴッホは模写と再解釈を通じて自分の色と構図に作り替えた

“同じ主題を何枚も”はゴッホあるあるだよね。
そう、反復で解像度を上げるタイプ。色と構図の実験場になってる。

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「ゴッホについて本で学びたいけど、どんな本が自分に合っているのかわからない」そんなお悩みを持つあなたへ贈る、ゴッホ入門編の本をご紹介します!Top5は別記事で紹介しています。
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まとめ
アルル期のゴッホは、色と筆触で世界そのものを語ろうとした画家です。
静かな肖像から始まり、春の花咲く果樹園、夏の黄金の収穫、そして冬の自画像まで――彼の筆は季節の移ろいと心の軌跡を描き出しました。
それぞれの作品が、希望と苦悩、創造と崩壊のはざまで脈打っています。
この短い2年が、後の《星月夜》を生む“爆心”となったことは間違いありません。
南仏の光の下で、ゴッホは確かに生き、描き、燃え尽きるように美しかったのです。
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